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信用取引のコスト「金利」と「貸株料」「売買手数料」とは?

信用取引で発生する3つのコストとは?

信用取引を行う際は、現物取引とは異なるコスト(費用)が発生します。主に「金利」「貸株料」「逆日歩(品貸料)」などになります。信用取引は現物取引より売買手数料が割安になることが魅力ですが、売買手数料以外に発生するコスト(費用)を把握することが重要となります。これからコストについて図解で分かりやすく解説します。

信用取引のコスト一覧

日興イージートレード信用取引で発生するコストを以下にまとめました。

コスト(費用) 信用買い 信用売り
売買委託手数料 支払う
  無料(0円)
信用金利 支払う
買いの約定代金に対して発生する金利。買い建玉の場合、証券会社から借りたお金に対して発生。 制度信用 :年利 2.50%
一般信用 :年利 3.00%
-
貸株料 支払う
証券会社から株を借りるために支払う費用。 - 制度信用 :年利 1.15%
一般信用 :年利 1.40%
逆日歩(品貸料) 受け取る 支払う
売り方が買い方に対して支払う費用。制度信用取引において、市場で貸借される株式等が不足すると発生。 受け取れる場合がある 支払う場合がある
管理費 支払う
新規建の約定日から1カ月経過の都度、建玉毎に対して発生する費用。 無料
配当落調整金 受け取る 支払う
配当金相当額として調整処理された金額で、権利確定日をはさんで建てられている場合に発生する費用。 制度信用・一般信用:「配当金の額−所得税源泉徴収相当額」を受け取り 制度信用:「配当金の額−所得税源泉徴収相当額」を支払い
一般信用:「配当金と同額」を支払い
権利処理等手数料 支払う
買い建玉が権利確定日をはさんで建てられている場合に発生する費用。 売買単位あたり55円(税抜50円)ですが、上場投資信託(ETF)および上場投資証券(ETN)については1売買単位(1単元)あたり5.5円(税抜5円) -

※2021年3月現在の数字です。

信用取引の「売り」と「買い」で共通して発生する費用が「売買委託手数料」です。手数料は証券会社ごとに違い、取引金額が増えると段階的に増えていくのが一般的です。日興イージートレード(ダイレクトコース)では約定代金・建玉残高にかかわらず信用取引の委託手数料が無料です。また、信用新規建の約定日から1カ月を経過すると「買い建て」「売り建て」にかかわらず、建玉毎に対して管理費が発生します。この管理費も、日興イージートレードでは無料です。

信用買いで発生する費用としては「信用金利」があります。また、「権利処理等手数料」を支払う場合もあります。「権利処理等手数料」は権利確定日をはさんで信用買い建玉を持っていると発生します。信用買いでは支払うのではなく、「逆日歩(品貸料)」を受け取れる場合もあります。

信用売りで発生する費用としては「貸株料」があります。また、「逆日歩(品貸料)」を支払う場合があります。

  • 上記のコスト(費用)一覧のSMBC日興証券の内容は日興イージートレード信用取引に適用されるものです。

信用取引の「金利」「貸株料」とは

「金利」とは信用買いの時に発生する費用で、「貸株料」とは信用売りの時に発生する費用のことです。「金利」と「貸株料」をそれぞれ説明します。

信用買いの「金利」とは(具体例付き計算方法)

信用買いの「金利」とは(具体例付き計算方法)の説明図

信用取引の買いの場合、証券会社に委託保証金を預け、お金を借りて株を買います。お金を借りているので「金利」が発生します。証券会社によって、金利(利用料)に違いはありますが、制度信用では年利2.80%前後、一般信用では年利3.50%前後となっており、一般信用の方が高めに設定されていることが多いです。日興イージートレード(ダイレクトコース)では制度信用は年利 2.50%、一般信用は年利 3.00%です。

信用売りの「貸株料」とは(具体例付き計算方法)

信用売りの「貸株料」とは(具体例付き計算方法)の説明図

信用取引の売りは、売るための株を証券会社から借ります。株を借りる時の貸出し料が「貸株料」です。証券会社によって金利に違いはありますが、日興イージートレード(ダイレクトコース)では、制度信用は年利 1.15%、一般信用は年利 1.40%です。

信用買いの「金利」より信用売りの「貸株料」の方が安いのが一般的です。しかし、信用売りでは「逆日歩」という思わぬ費用が発生する場合があります。

「逆日歩(品貸料)」とは

「逆日歩(品貸料)」とはの説明図

「逆日歩」は「ぎゃくひぶ」と読みます。証券会社は、貸せる株を保有していたり、証券金融会社(証券会社に対し信用取引の決済に必要な株や資金の貸し付けを行っている)から株を借りたりしています。信用売り残が買い残を上回ると、貸し出す株が不足します。そんなときは生保などの機関投資家から株を借りてきます。このときに発生する貸出し料が「逆日歩」です。この料金は入札によって決定するため、その都度、金額が異なります。「逆日歩」は1株当たりの費用として、株不足が解消されない限り毎日発生するため、コストを大きく膨らませる危険性があり、信用売りを行う時は要注意となります。

ただし、「逆日歩」の発生している銘柄を信用買いしている投資家は「逆日歩」を受け取ることができます。

  • 一般信用取引では対象外

「手数料」とは

現物取引と同様に発生するのが売買委託手数料です。現物取引の場合は注文を出すたびに支払いますが、信用取引では新規注文の段階では支払わず、保有していた建玉を決済する際にまとめて支払います。

証券会社ごとに自由に手数料制度を決めることができるので、約定金額ごとに手数料が異なるプランや、1日の手数料が定額で何回も注文を出せるプランなど、様々なプランがあります。

日興イージートレードの「ダイレクトコース」なら、約定代金・建玉残高にかかわらず、信用取引委託手数料が無料でお取引いただけます。

日興イージートレード信用取引手数料の詳細はこちら

まとめ

信用取引の手数料には上記のとおり「金利」と「売買手数料」「事務管理費」「貸株料」などがありますが、信用取引は現物取引より売買手数料が割安になります。証券会社によってさまざまなプランがあり、上手に選ぶことで、よりコストを抑えてトレードをすることができます。

基本を知りたい方は

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重要事項(投資する場合のリスク・留意すべき事項)

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日興イージートレード信用取引の契約締結前交付書面(インターネット取引)

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