初めてでもわかりやすい用語集

ラップ口座 (ラップこうざ)

ラップ口座とは、投資家が証券会社などのサービス提供業者にある程度のまとまった資金を預け、資産管理・運用を行うための専用口座です。
ラップ口座のサービスを提供する業者によって名称はさまざまですが、「SMA(Separately Managed Account)」や「ファンドラップ」という名称が、国内においては多く使われています。国内のラップ口座では、一般的に複数の資産への分散投資により、投資家自身の投資目的や投資期間などに合わせたポートフォリオ運用が行われています。ラップ口座の「ラップ」とは英語のwrap(「包む」という意味)であり、運用に関する包括的なサービス(ポートフォリオの資産配分構築や比率調整に関するアドバイス、運用会社・投資信託などの紹介、投資一任契約に基づいた資産配分構築や株式・投資信託などの売買判断の一任、売買の注文執行、定期的な報告など)が、各業者によって定められたメニューの範囲内で提供されています。手数料は一般的に、売買ごとの手数料ではなく、資産残高に対して定期的に一定料率が課される体系や成功報酬による体系となっています。

ワンポイント

ラップ口座への関心は年々高まり、2022年9月末時点で残高は14兆1,702億円(日本投資顧問業協会統計)と毎年拡大しています。

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