アナリストの忙中閑話【第68回】

アナリストの忙中閑話

(2017年1月26日)

【第68回】異例な展開となった米大統領就任式、異色な映画が公開、アカデミー賞ノミネーション

金融経済調査部 金融財政アナリスト 末澤 豪謙

1月20日の米大統領就任式で、トランプ新大統領は「アメリカ・ファースト」を強調

1月20日、共和党のドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国第45代大統領に就任した。

トランプ氏の就任時の年齢は70歳7か月とロナルド・レーガン氏の69歳11か月を抜き、過去最高齢。過去の米大統領は政治家若しくは軍人だったが、トランプ氏は何れの経験もない初の民間人大統領だ。

トランプ氏は共和党予備選や本選でも、ワシントンからのアウトサイダーを称し、既存の政治家や他の候補を徹底的に攻撃するなど、極めて異色な候補だったが、それは1月20日の大統領就任式も同様だった。ちなみに民主党の連邦議会議員60数名は就任式を欠席した。

トランプ氏は、大統領就任演説で、選挙戦での代表的なキャッチフレーズであった「アメリカ・ファースト(America First)」と「アメリカを再び偉大な国にする(Make America Great Again)」を繰り返した。約17分の演説で、「アメリカ」ないし「アメリカン」の単語は35回登場。

トランプ氏は冒頭、就任式に出席した「歴代大統領」と「最高裁長官」、そして、「米国民」と「世界の人々」に感謝の言葉を述べたが、演説の中身は、選挙戦で同氏を応援した有権者に対し公約を再確認したとの印象が強く、米国製品の購入(Buy American)と米国内での雇用(Hire American)を強調した内向きで、保護主義的なものとなった。

当日の観客数を巡り、トランプ大統領とメディアが対立

当日、ワシントンには、米メディアの推定で数十万人から100万人の観客が集まったとされるが、映像で見る限り、180万人が来場したとされる2009年のオバマ大統領の1期目の就任式と比較すると、少なかったのは明らかだろう。一方、反対派のデモも就任式の前後に数十万人規模で実施されたことから、当局は警察等の治安要員を2万8,000人投入。こちらは2009年の3倍となった。

当日の観客数を巡っては、トランプ大統領が過少推定だとして、大手メディアを攻撃、それに対し、メディア側も反論するなど、通常100日間とされるハネムーン期間は既にないに等しい状況となっている。

トランプ氏は、メディアに対抗するためか、大統領就任後も選挙戦で多用したツイッターの「つぶやき」を継続する方針を示している。今後もトランプ大統領から、予期せぬタイミングで予想外の内容の情報が140字内の短い分量で発信されることになると、国際金融市場のみならず、世界の安全保障にも大きな影響を与えることとならないか危惧される。

反トランプデモへの参加者数は大統領就任式を上回る規模に

なお、21日にワシントンで開催された抗議デモは1969年11月のベトナム反戦デモ(60万人以上)に次ぐ50万人以上となったとみられる。米首都地下鉄によると、21日の乗客数は100万人を超え、大統領就任式のあった20日の57万人を43万人上回ったとのこと(時事通信)。

今後発表されるトランプ氏の大統領就任後の支持率は歴史的な低支持率となる可能性が高そうだ。23日に発表したギャラップ社の調査では最初の支持率は45%と、1953年以降で最低、不支持は過去最高の45%だった。

トランプ大統領は20日、オバマケア見直しに関する最初の大統領令に署名

トランプ大統領は20日、最初の大統領令に署名した。中身はいわゆる「オバマケア」、医療保険制度改革法の見直しに関する関係機関への指示だ。オバマケアの廃止は、共和党予備選におけるトランプ氏の公約の中でも、メキシコとの国境にメキシコの負担で壁を建設するという主張(Pay for the Wall)に次ぐものだ。

参考:【第67回】2017年の干支は「丁酉(ひのと・とり)」、米トランプ新政権の財務長官候補は映画製作者、今年は日本アニメの当たり年

トランプ政権は20日、ホワイトハウスのHPで主要政策6項目を公表

既に、米議会上院では1月12日に、下院では13日に、オバマケア廃止に向けた関連法案の策定を議会の主要委員会に指示する内容の決議(Resolution)が可決されている。但し、オバマケアが廃止されれば、全米で2,000万人以上が保険を失う見込みであり、長年オバマケアに反対してきた米商工会議所のドナヒュー会頭らも代替案への円滑な移行を求めている。

トランプ氏はオバマケアに代わる「トランプケア」の策定を公約しているが、代替法案の策定と議会での可決は容易ではない。

トランプ氏が25日に大統領令に署名したメキシコ国境への壁建設に関しても、メキシコのペニャニエト大統領は壁代金の支払いを明確に拒絶している。

また、トランプ氏は23日にはTPP(環太平洋パートナーシップ)から「永久に離脱する」とした大統領令に署名した。TPP発効には米国の参加が不可欠であり、仕切り直しとなりそうだ。

トランプ政権は20日、ホワイトハウスのHPで主要政策6項目を公表

トランプ政権は20日には、ホワイトハウスのHPで主要政策(Issues)も公表した。その内容は下記6項目。

・米国最優先のエネルギー計画(America First Energy Plan):

有害で不必要な政策(例えば地球温暖化対策の行動計画や水資源規則)を撤廃、シェールオイル及びガスを活用、石炭産業の復活、OPECカルテルへの依存からの脱却

・米国最優先の外交政策(America First Foreign Policy):

ISISやその他のイスラム過激主義のテロ組織を撲滅するため合同連合軍事作戦を実行、サイバー戦を進めるため国際協力を推進、軍備を強化

・米国に雇用と成長を取り戻す(Bringing Back Jobs And Growth):

今後10年間に2,500万人の雇用創出、4%の経済成長を回復、全ての税率階級で減税、税制を簡素化、法人税率を引下げ、新しい規制導入の停止、既存の貿易協定の再交渉

・軍隊の再強化(Making Our Military Strong Again):

軍事費凍結(sequester)を止め軍再建のための新しい予算案を議会に送付、最先端のミサイル防衛システムを開発、サイバー能力の向上

・法が厳格執行される社会の確立(Standing Up For Our Law Enforcement Community):

暴力犯罪の削減、不法移民や犯罪集団、麻薬流入阻止のための国境への壁建設、暴力犯罪歴のある違法外国人の本国送還

・全米国民に役立つ貿易取引(Trade Deals Working For All Americans):

TPP離脱、NAFTA再交渉(応じなければ離脱)、貿易協定違反国や米国勤労者に害をなす相手国に対して、断固たる措置を講じる

地球温暖化対策行動計画の撤廃、暴力犯罪歴ある違法外国人の本国送還、TPP離脱、NAFTA再交渉等表明も、経済政策の詳細は示されず

地球温暖化対策の行動計画の撤廃、暴力犯罪歴のある違法外国人の本国送還、TPP離脱、NAFTA再交渉(応じなければ離脱)等、選挙戦時の主要公約の一部は正式に表明されたが、経済政策に関しては、税率等も記載されておらず、選挙公約よりも抽象的なものとなった。

やはり背景には準備不足に伴う政権移行の遅れがありそうだ。上院は、20日の本会議で、トランプ氏が国防長官に指名したジェームズ・マティス元中央軍司令官と国土安全保障長官に指名されていたジョン・ケリー前南方軍司令官の就任を承認した。マティス氏は退役から4年弱。法律上、国防長官への就任は退役から7年以上が経過する必要があるが、今回、特別免除法が成立したことで可能となった。

但し、20日段階での大統領指名人事の上院承認は2件にとどまった。オバマ政権第1期の場合、大統領就任日に7人の閣僚が承認された。

大統領就任日の閣僚の上院承認は2名のみ、3G政権発足の遅れは明らか

民主党のマカスキル上院議員は、トランプ氏の人事を3G人事と呼んでいる。トランプ政権は、将軍(General)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)出身、巨万長者(Gazillionaire)で主に構成された3G政権という訳だ。

このうち、中立性の高い退役軍人閣僚の承認は円滑に進みそうだが、他のG等の承認が遅れているのは、議会共和党との調整が遅れていることに加え、利益相反問題を抱えているケースが多いためだ。

但し、大統領指名人事の上院承認のハードルは、連邦最高裁判事を除き、2013年以降、60人から過半数(与党の場合、副大統領の1票を加えると50人で足りる)に下がったため、最終的にはほぼ全員が承認されると予想される。

政権移行の遅れは支持率の一段の低下に繋がりかねない、今後は時間との勝負に

然るに、米国の場合、政治任用は約4,000人、そのうち上院の承認が必要な大統領指名人事は約1,000人とされ、政権移行に必要なメンバーだけでも690人程度とされる。過去、ワシントンにパイプがなく、選挙戦で共和党系主流派を攻撃してきたトランプ氏の場合、人選には相当な時間がかかりそうだ。

メディアとの対立が続き、ハネムーン期間がほぼゼロのトランプ氏の場合、政権移行の遅れは、公約遂行の遅れに繋がり、支持者の反発を招く可能性もある。今後は時間との勝負になりそうだ。

異色(ストレンジ)な映画が明日公開

トランプ大統領は様々な面で、異色な米大統領だが、映画の世界でも、明日(1月27日)、異色な映画が公開される。マーベル・スタジオ製作の『ドクター・ストレンジ』だ。

ドクター・ストレンジ

『ドクター・ストレンジ』
2017年1月27日(金)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2016MARVEL

主演は、本コラムでも2015年3月に特集した『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』で「コンピュータの父」と評されるチューリング博士を演じたベネディクト・カンバーバッチさん。今回は、同じドクターでも医者の役で、マーベルの新ヒーローの魔術師を演ずるが、「奇妙」なのはその名前だけではなく、映像だ。レオナルド・ディカプリオさんや渡辺謙さんが出演した『インセプション』を彷彿とさせる異色な映像となっている。実際、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ氏は同作品で「『マトリックス』や『インセプション』や宮崎駿アニメーションを目指した」とのこと。予告編を見るだけでも、目が回りそうだが、今後、「ドクター・ストレンジ」は『アベンジャーズ』シリーズでも、異色を放つキャラクターとなりそうだ。

ちなみに、「ドクター・ストレンジ」が魔術の師匠エンシェント・ワンに弟子入りした際の最初の教えは「常識を捨てなさい」。トランプ政権の誕生で、現実世界でも過去の常識は通じなくなるかもしれない。

日本史において、トランプ大統領に対抗するほどのキャラの立った人物と言えば、やはり織田信長か。評価は様々だが両者とも過去の常識を覆した人物であることは間違いない。

本能寺ホテル

『本能寺ホテル』
全国東宝系にてロードショー
(C)2017 フジテレビジョン 東宝 ホリプロ

信長と言えば、「本能寺の変」で生涯を閉じる。現在、公開中の『本能寺ホテル』は「本能寺の変」のアナザー・ストーリーを描いている。綾瀬はるかさん演じる主人公の倉本繭子が宿泊した「本能寺ホテル」は戦国時代に繋がる不思議なホテルだった。綾瀬はるかさんや織田信長を演じる堤真一さん、森蘭丸を演じる濱田岳さんらの演技が光り、癒される映画に仕上がっている。

2016年の国内の映画興収が最高更新、入場者数も42年ぶりの高水準に

『本能寺ホテル』は公開から2週連続で週末興収第1位となると予想していたが、前週末に割り込んできたのが、何と『君の名は。』だ。『君の名は。』は公開22週目にして9週間ぶりに1位に返り咲いた。IMAX版の公開が牽引役となっているようだが、1月22日までの累計興収は235億6,000万円と歴代興収3位の『アナと雪の女王』の254億8,000万円との差は20億円を切った。韓国での累計観客動員数も22日時点で約305万人になり、過去に韓国で公開された日本映画としては、2004年の宮崎駿監督の『ハウルの動く城』の約301万人を抜いて、第1位となっている。『君の名は。』恐るべし。

『君の名は。』効果もあり、日本映画製作者連盟によると、2016年の映画興収は前年比+8.5%の2,355億円と過去最高を更新したとのこと。従来は2010年の2,207億円が最高だった。入場人員数も+8.1%の1億8,018万9千人で、1974年以来42年ぶりに1億8千万人の大台を超えた。人口が減少、テレビが高性能化し、インターネット等が普及する中での入場者数の増加は、情報や雰囲気等サービスに料金を払う文化が根付いたという証左かもしれない。

第74回ゴールデン・グローブ賞は『ラ・ラ・ランド』が圧勝

年明け、映画の世界では、アカデミー賞等前年公開映画の授賞式ラッシュとなる。

原題:LA LA LAND

原題:LA LA LAND
配給:ギャガ/ポニーキャニオン
(C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

同賞の前哨戦となる第74回ゴールデン・グローブ賞が1月8日(現地時間)に発表され、『ラ・ラ・ランド』(日本公開2月24日)がコメディ/ミュージカル部門を中心にノミネートされた全部門を制覇、史上最多7部門で受賞した。

なお、ドラマ部門の作品賞は『ムーンライト』(今春公開予定)が受賞。同部門の男優賞はケイシー・アフレックさん(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』5月公開予定)、女優賞はイザベル・ユペールさん(『ELLE』)。

コメディ/ミュージカル部門の作品賞は『ラ・ラ・ランド』、同部門の男優賞はライアン・ゴズリングさん(『ラ・ラ・ランド』)、女優賞はエマ・ストーンさん(『ラ・ラ・ランド』)が受賞した。

監督賞と脚本賞はデイミアン・チャゼルさん(『「ラ・ラ・ランド」)が受賞、加えて、作曲賞、主題歌賞も受賞とGG賞は『ラ・ラ・ランド』が圧勝した。

なお、アニメ作品賞は『ズートピア』(公開済)、外国語映画賞は 『ELLE』(原題/フランス)が受賞した。

ハリウッドのベテラン女優とトランプ氏との間でバトル勃発

功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞したのは、『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(公開中)でコメディ/ミュージカル部門女優賞候補にもなっていたメリル・ストリープさん。ストリープさんが受賞挨拶で実名は挙げなかったものの、トランプ氏を批判したことで、トランプ氏は9日、「ハリウッドで最も過大評価されている女優だ」とツイッターで非難する等、その後のバトルは読者もご案内の通り。

前月号で紹介したが、トランプ政権の財務長官候補のムニューチン氏はハリウッドの映画製作者として有名だが、ハリウッドにはクリントン氏を支持した俳優が多く、トランプ氏は選挙戦でも度々攻撃対象としてきた。トランプ政権とハリウッドは今後も因縁の関係となりそうだ。

1月24日には第89回アカデミー賞ノミネーション発表

一方、1月24日には、第89回アカデミー賞ノミネーション(受賞候補作)が発表された。GG賞同様、デイミアン・チャゼル監督の『ラ・ラ・ランド』が主演男優賞、主演女優賞、監督賞など主要部門を含む13部門14ノミネートでされた。『ムーンライト』と『メッセージ』(5月公開予定)が8部門で続いた。

デイミアン・チャゼル監督は32歳の若さだが、監督・脚本を務めた2014年公開の『セッション』は第87回アカデミー賞でで5部門にノミネートされJ・K・シモンズさんの助演男優賞を含む3部門で受賞するなど、その実力は折り紙付き(本コラムでも2015年4月号で特集)。

【第46回】パラオの記憶と息もつかせぬ映画、今年のGW商戦を制するのは

トランプ大統領の誕生でやや重苦しい空気が漂っている今年のハリウッドでは、GG賞同様恋愛ミュージカル映画の『ラ・ラ・ランド』が最有力と言えそうだ。

なお、『ドクター・ストレンジ』は『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』などとともに視覚効果賞にノミネートされた。

トランプ大統領とバトル中のメリル・ストリープさんはエマ・ストーンさんやナタリー・ポートマンさんらとともに主演女優賞にノミネートされた。メリル・ストリープさんと言えば学生時代に見た1979年公開の『クレイマー・クレイマー』の若かりし頃のイメージが筆者には強いが、既に御年67歳、今年映画デビュー40周年を迎える大ベテランだ。今回のノミネートで自身が持つ俳優部門の最多ノミネート記録を20回へと更新した。さて、今回のバトル、トランプ大統領にとって、「吉」と出るか「凶」と出るか。

ジブリ関連作品が4年連続ノミネート

日本関連では、スタジオジブリが初めて海外(仏)と共同製作した作品『レッドタートル ある島の物語』(2016年9月公開済)が長編アニメーション賞に、長崎の隠れキリシタンと宣教師をテーマにした遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』(公開中)が撮影賞にノミネートされた。ジブリ関連作品のノミネートは4年連続。両作品とも重厚だが、前者はセリフが一切なく、後者は日本人俳優が多数出演、衣装や小物類も完全に日本風に再現されており、一見の価値ある作品に仕上がっている。但し、何れも大人向け。

『君の名は。』が長編アニメーション賞にノミネートされなかったのは残念だが、第89回アカデミー賞の選考対象となるためには、2016年1月1日〜12月31日にカリフォルニア州ロサンゼルス郡の商業劇場で、最低7日間連続で上映される必要があった。『君の名は。』はビバリーヒルズの映画館で12月2日から8日まで上映され最低要件を満たしたが、審査員の目に留まる機会が少なかったのだろう。新海監督の次回作品に期待したい。

なお、映画芸術科学アカデミーは、昨年の俳優部門のノミネーションが全員白人だったことへの批判からマイノリティの会員を700人程度拡大。今回は6,600人程度が審査員となった模様。第89回アカデミー賞授賞式は、2月26日(日本時間27日)に米ハリウッドのドルビー・シアターで行われる。

末澤 豪謙 プロフィール

末澤 豪謙

1984年大阪大学法学部卒、三井銀行入行、1986年より債券ディーラー、債券セールス等経験後、1998年さくら証券シニアストラテジスト。同投資戦略室長、大和証券SMBC金融市場調査部長、SMBC日興証券金融市場調査部長等を経て、2012年よりチーフ債券ストラテジスト。2013年より金融財政アナリスト。2010年には行政刷新会議事業仕分け第3弾「特別会計」民間評価者(事業仕分け人)を務めた。財政制度等審議会委員、国の債務管理の在り方懇談会委員、地方債調査研究委員会委員。趣味は、映画鑑賞、水泳、スキューバダイビング、アニソンカラオケ等。

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