アナリストの忙中閑話【第140回】

アナリストの忙中閑話

(2023年1月19日)

【第140回】パーマクライシスとゴブリンモード、中国が61年ぶり人口減、異次元の少子化対策、注目映画多数公開

金融経済調査部 金融財政アナリスト 末澤 豪謙

2022年の新語・流行語年間大賞は「村神様」、2022年の漢字は「戦」

「松の内」も過ぎた今頃、昨年の話をするのも恐縮だが、ここ数年がどういう年だったかを再確認し、将来を展望するためにも、近年の流行語の話から始めたい。

昨年(2022年)の世相を表す言葉を決める「2022年ユーキャン新語・流行語大賞」(自由国民社『現代用語の基礎知識』選)の年間大賞は「村神様」と、2021年の大リーグでの大谷選手の活躍に関する「リアル二刀流/ショータイム」に続き、2年連続で野球関連が選ばれた。2020年は「3密(密閉、密集、密接)」、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染予防策が選出されている。

一方、清水寺で毎年12月12日に発表される日本漢字能力検定協会が全国から募集し、最も選んだ人が多かった「今年の漢字」は、2022年は「戦」となった。ロシアのウクライナ侵攻やサッカーW杯での日本代表の活躍などが意識された。

2021年は「金」で東京五輪での日本選手や大谷選手の活躍等をイメージするスポーツ関連、2020年は「密」とCOVID-19関連が選出されている。

2022年の単語、コリンズ英語辞典は、「パーマクライシス:危機の長期化」、オックスフォード英語辞典は「ゴブリンモード」を選出

ところで、海外では、「2022年の単語」には何が選ばれたのだろうか。

世界中をCOVID-19パンデミックの嵐が襲った2020年、英国のグラスゴーに本部を置く英語辞典の「コリンズ・イングリッシュ・ディクショナリー」は、「Word of the Year 2020:2020年の単語」に「Lockdown:ロックダウン、都市封鎖」を選出。2019年は「climate strike:気候ストライキ」だった。

英オックスフォード大学出版局が出版する「オックスフォード英語辞典」は2020年は、「2020、Words of an Unprecedented Year(前例のない年となった2020年の単語群)」を選出。トランプ前米大統領の「impeachment:弾劾」などに加え、「Covid-19」、「lockdown」、「shelter-in-place」、「remote」、「social distancing(社会的距離の確保)」、「reopening(経済活動の再開)」、「WFH(在宅ワーク)」など、COVID-19関連が多く選出されている。2019年は「climate emergency:気候緊急事態」だった。

133年の歴史を持つ米国の言語学者や辞書編集者、語源学者、文法学者、歴史家、研究者、作家、教師、学生、芸術家などで構成される団体「American Dialect Society:アメリカ方言学会」が会員の投票で選出した「Word of the Year 2020」は、「COVID:新型コロナウイルス感染症」だった。2019年は「(my) pronouns:私の代名詞」。

一方、2021年、コリンズ英語辞典は、「NFT、non-fungible token:非代替性トークン」を、オックスフォード英語辞典は「vax、a vaccine or vaccination:ワクチンまたはワクチン接種」を選出。アメリカ方言学会は「Insurrection:反乱、暴動」を投票で選出。

本題の2022年はと言うと、「2022年の単語」に、コリンズ英語辞典は、「Permacrisis:パーマクライシス、危機の長期化、長期にわたる不安定な状況」を選んだ。ウクライナ戦争や英国の政治不安、インフレ等が背景とみられる。

オックスフォード英語辞典は「Goblin mode:ゴブリンモード」(「恥ずかしげもなく自分勝手で、怠惰で、ずぼらで、貪欲な行動」を指すスラング)を選出。今回初めて一般投票での選出となった。ゴブリンとは人間に悪さをしたりトラブルを引き起こしたりする緑色で醜い姿の架空の生き物。「ハリーポッター」シリーズなどにも登場するが、日本語では「小鬼」と訳されることが多い。

アメリカ方言学会は2023年1月6日、「-ussy」を投票で選出。「-ussy」は接尾辞であり、接辞が選ばれたのは1998年の「e-」以来。その後、「email」のように一般化している。

上品な言葉ではないので、意味は詳述しないが、SNSやTikTokなどで多用されている。

「クワイエット・クィッティング:静かな退職」もコリンズ英語辞典やアメリカ方言学会でノミネート

「2022年の単語」のノミネートには、「コリンズ・イングリッシュ・ディクショナリー」及び「アメリカ方言学会」でも、「quiet quitting:クワイエット・クィッティング」が挙げられていた。直訳すれば、「静かな退職」となるが、実際には、必要最低限の仕事しかしない、必要以上に働かない、がんばり過ぎない働き方を意味し、欧米では「Z世代」を中心に共感されている。

背景には、COVID-19のパンデミックを契機に、リモートワーク(テレワーク)等が拡がり、仕事のスタイルが大きく変化したことが挙げられる。パンデミックでの多数の死者や後遺症が発生、党派対立の深刻化、ウクライナ戦争等で多数の犠牲者が出る中、厭世的な気分が高まった面もありそうだ。

COVID-19パンデミックやウクライナ戦争、高インフレ等危機の長期化により、人々特に若者の意識変化は構造的なものになる可能性

我が国でも近年、ライフワークバランスや働き方改革が叫ばれる中、東京五輪の2020年開催(当初予定)を控え、混雑防止の観点から、2019年にはリモートワークの普及が呼びかけられたが、当時は一向に進まなかった。

但し、2020年4月、COVID-19の感染拡大を受けて、政府から緊急事態宣言が出されると、一気にリモートワークが普及、在宅勤務が当たり前に。業種や職種によるものの、2020年春以降に就職した社会人にはそうした環境しか知らない者も多い。

ゴブリンモード同様、COVID-19パンデミックやウクライナ戦争、第2次オイルショック以来40年ぶりの高インフレ等危機の長期化により、人々、特に若者の意識変化は構造的なものになる可能性も想定される。

注目されるのは、ゼロコロナ政策を放棄した中国の動向、当局は関連死6万人と発表も疑問

そうした中、注目されるのは、ゼロコロナ政策を突然放棄した中国の動向だ。

中国の国家衛生健康委員会(NHC)は14日の記者会見で、ゼロコロナ政策が撤回された12月8日以降、1月12日までに、COVID-19の感染者6万人近くが死亡したと発表した。

確認されたCOVID-19関連の死者は5万9,938人。このうち5,503人が感染による呼吸器不全で亡くなり、5万4,435人は癌や心血管疾患などの基礎疾患を持つ感染者とのこと。

中国はこれまで、感染者のうち死因が呼吸器不全だったケースだけを死者数として発表。中国疾病予防コントロールセンター(CCDC)の公式サイトでは12月8日から1月12日までの死者は38人と報告されている。

但し、同統計は入院患者のみが計上されていることや、検査を受けずに自宅などで死亡した場合などはCOVID-19関連死と計上されていないことから、統計の信ぴょう性は疑わしいと言えそうだ。

中国でのCOVID-19による死者数が1日当たり3万人超との試算

英国の医療関連調査会社エアフィニティーは1月18日、中国でのCOVID-19による死者数が1日当たり3万2,764人に上っているとの試算を示した。1カ月前の試算約5,000人から、6倍増となる。12月1日以来の累計死者数は64万1,000人と試算。

1日当たりの新規感染者数は427万人、12月1日以来の累計感染者数は1億0,380万人と試算。

同社は1月17日に、モデルを更新。春節(休日は1月21日から27日)の移動等により、今回の感染波は従来の2波ではなく、春節の時期である1月26日には死者数がピークに達し、1日当たり約3万6,000人になると見込んだ。

旧モデルの2 つの小さな波と比べ、1つの大きな波の影響は、病院と火葬場への圧力が高まり、したがって致死率が高くなる可能性もあるとしている。今回の感染波で予想される感染総数は2億2,800万件で変化ないが、新しいモデルでは、これらが以前の予想よりも早く発生すると推定。

米ワシントンポスト(1月9日付)も北京、昆明、上海、南京、成都、唐山の衛星画像やSNSに投稿された現地の映像等から、火葬場が大混雑し、COVID-19関連の死者が急増していると報じている。

ゼロコロナ政策が放棄されても、2019年以前の中国に完全に戻ることはなさそう

ゼロコロナ政策の突然の放棄により、中国は事実上、集団免疫政策に移行したことで、春までには、中国の国民の大半がCOVID-19に感染する可能性がある。

但し、現在、中国で感染が拡大している株はオミクロン亜系統株のBA.5及びBF.7と考えられる。仮に全員が感染しても、数か月後には、より感染力や免疫逃避力が増したXBB.1.5等の亜系統株の感染が拡大する可能性もある。

米国の感染事例をもとにした西浦教授(京都大学)の試算では、XBB.1.5の感染力はBA.5の1.47倍。

また、感染による後遺症も懸念される。

前述のように、欧米ではゴブリンモードや静かな退職がトレンド化しつつある。ゼロコロナ政策が放棄されたからと言って、2019年以前の中国に完全に戻ることはないのではないか。

中国は2022年に人口が減少に転じた、減少は61年ぶり

中国は2022年に人口が減少に転じた。

中国国家統計局が17日発表した2022年12月末の総人口は14億1,175万人(除く香港、マカオ、台湾及び外国人)で、2021年末から85万人減少。

減少は毛沢東中国共産党主席が推進した「大躍進政策」の失敗で飢饉が発生、大量の餓死者が発生した1961年以来、61年ぶり。

うち男性は7億2,206万人、女性は6億8,969万人。

2022年の出生数は106万人減の956万人となり、2年連続で1949年の建国以来の最少を記録。

但し、世界最多(2022年にインドに抜かれた可能性も)の人口規模を持つ中国が、世界最速のタイミングで、GDPや人口の統計を発表することには従来から違和感を覚えている。

因みに我が国では、2020年以降、人口動態統計の年間推計の発表は行われていない(後述)。

穿った見方かもしれないが、ゼロコロナ政策の突然の放棄で死者が大量発生する事態に備え、2022年に85万人の人口減を発表した可能性も完全には否定できない。

中国では、少子高齢化が進展し、人口減のステージに変化、中国の成長モデルも今後は変化せざるを得ない

何れにせよ、中国では、我が国同様、少子高齢化が進展し、人口減のステージに入りつつあることは事実だ。

我が国がオイルショック後、高度成長から安定成長に移行し、2008年-2010年頃の総人口のピーク後は、ほぼゼロ成長に移行したように、中国の成長モデル、ビジネスモデルも今後は変化せざるを得ないではないか。

岸田首相は1月4日の年頭記者会見で、今年の大きな挑戦に「異次元の少子化対策」を挙げた

人口問題に関しては、年明け早々、我が国でも動きがあった。

岸田首相は1月4日の年頭記者会見で、今年の大きな挑戦に「異次元の少子化対策」を挙げた。

会見では「特に、2つの課題、第1に、日本経済の長年の課題に終止符を打ち、新しい好循環の基盤を起動する。第2に、異次元の少子化対策に挑戦する。そんな年にしたいと考えています」と表明。

「対策の基本的な方向性は3つです。第1に、児童手当を中心に経済的支援を強化することです。第2に、学童保育や病児保育を含め、幼児教育や保育サービスの量・質両面からの強化を進めるとともに、伴走型支援、産後ケア、一時預かりなど、全ての子育て家庭を対象としたサービスの拡充を進めます。そして第3に、働き方改革の推進とそれを支える制度の充実です。女性の就労は確実に増加しました。しかし、女性の正規雇用におけるL字カーブは是正されておらず、その修正が不可欠です。その際、育児休業制度の強化も検討しなければなりません。小倉大臣の下、異次元の少子化対策に挑戦し、若い世代からようやく政府が本気になったと思っていただける構造を実現するべく、大胆に検討を進めてもらいます」と、「異次元の少子化対策に挑戦」とのフレーズを使い、少子化対策に対する意気込みを強調した。

小池都知事が機先を制して、0〜18歳の子供に対して、月5,000円程度の給付を始める方針を表明

但し、岸田首相の4日の年頭挨拶の少し前に、東京都の小池知事が都職員に対する新年の挨拶で、都内の0〜18歳の子供に対して、月5,000円程度の給付を始める方針を表明したことで、岸田首相は機先を制されることになった。

小池知事は、日本の出生数が初めて年間80万人を切る見通しとなったことに触れ、「これは社会の存立基盤を揺るがす、まさに衝撃的な事態」と強調。少子化対策は本来、国策として戦略的に取り組むべき課題としたうえで「国の来年度予算案では、直ちに少子化から脱却して反転攻勢に出るぞ、という勢いにはなっていない。都が先駆けて具体的な対策を充実させていかなければならない」と語った。

東京都は少子化対策について、2023年度の東京都予算案で1兆6,000億円規模を投じる方針。小池知事は13日の会見で「ここは国に先駆けて、というか国を牽引するような形で今回(約)1.6兆円を投じると。2,000億円の、合わせますと2,000億円の増額となります」と発言。

具体的には、18歳以下の子ども1人当たりに月5,000円を給付する事業や、第2子の保育料を2歳まで完全無償化する取り組みなどが盛り込まれた。

厚生労働省は2020年から人口動態統計の年間推計の発表を取りやめ

岸田首相は年頭会見で「昨年の出生数は80万人を割り込みました」と発言したが、現時点では厚生労働省からそうした統計は示されていない。

実は2019年までは、12月に人口動態統計の年間推計が厚生労働省から発表されており、出生数も一部推定値ではあるが当該年分の姿が明らかになっていた。

但し、同省は2020年分から、公表を取りやめている。直接の要因は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響と考えられるが、同省は「社会の状況が変わっていく中で、令和2年及び3年の数値に大きく増減があり、これまで用いてきた機械的な算出方法により算出した推計値は、実態と乖離する恐れがあることから、令和元年を最後に推計しないこととしました」と発表していることから、パンデミック収束後も公表されないと見込まれる。

2022年の出生数は78万人割れの可能性

結果、2022年の出生数は月次統計から推計するしかないが、現時点での公表統計をベースに試算すると、2022年の出生数(日本における日本人)は80万人どころか、78万人を割り込む可能性がある。

2022年8月まで過去1年間(12ヶ月)の出生数累計は78万4,820人、9月及び10月は出生数が発表されている外国人を含む前月比減少率をもとに、11月及び12月分は2021年の当該月の前月比増減率をもとに試算すると、2022年の出生数(日本における日本人)は77万9,610人となる。

団塊ジュニアのジュニア世代の「コブ」は発現せず

我が国の少子化傾向は今に始まった訳ではないが、いわゆる「団塊ジュニア」世代(狭義で1971年から1974年生まれ)がバブル崩壊・金融システム不安等による就職氷河期に見舞われ、婚姻率及び出産率が低下、当該世代が既に40歳代後半から50歳代に到達し出産が困難となったことで、少子化のトレンドが決定付けられた面が大きい。

実際、我が国に人口ピラミッドで、団塊ジュニアのジュニア世代の「コブ」は発現しなかった。

COVID-19パンデミックによる婚姻数及び出産数の減少で、出生数の減少ペースが一段と早まること

加えて、COVID-19パンデミックによる世界的な婚姻数及び出産数の減少で、出生数の減少ペースが一段と早まることになった。

結果、2021年の合計特殊出生率は6年連続低下し、1.30に低下。2022年は1.27-1.28程度に低下した可能性がある。

人口が長期的に増えも減りもせずに一定となる出生水準である「人口置換水準」は、我が国では、「2.07」程度とみられるが、安倍政権が2015年に掲げた「希望出生率1.8」 への2020年代半ば迄の到達も、目標に近づくどころか、2015年の1.45をピークに低下トレンドが鮮明になっている。

過去の政権のレコード等を勘案すると、希望出生率への到達には「異次元」の政策が絶対的に必要

希望出生率への到達を目標に再設定するならば、過去の政権のレコード(実績)等を勘案すると、それこそ、安倍元首相や黒田日銀総裁が多用した「異次元」の政策が絶対的に必要だろう。

但し、岸田首相の発信よりも、小池都知事の発信内容にメディアが飛びついたのは、具体的な施策の内容、金額及び時期が明示されていたことにある。

岸田首相は、少子化対策費ないし、こども予算の倍増を自民党総裁選以来掲げているが、現在の予算がいくらで、いつまでに倍増するかは明示していない。

東京都の少子化対策関連予算が今回の増額前で1兆4,000億円とすると、日本全体では人口比では9倍程度となる。仮に物価水準や人口構成等を勘案して10兆円としても、倍増ならば、プラス10兆円必要となる。この数字は最大値かもしれないが、「異次元」の看板を掲げるなら、防衛費の増額分の4兆円を下回る訳にはいかないではないか。

やはり、「防衛力の抜本的強化」同様、「異次元の少子化対策」の実行のためには、財源論は避けて通れないと言えそうだ。

筆者がかねて提唱している「アンチエイジング策」

なお、筆者がアナリスト業務を開始して以来、20年タームにわたって提唱している「アンチエイジング(抗老化)策」では、我が国同様、先進国であるが出生率の高いフランスや北欧等の人口政策や移民政策等を検討するとともに、中間層が安心して複数の子供を持てる社会の実現が必要としている。

過去の日本社会では、子どもを産むのも育てるのも女性だったが、今後は、少なくとも、育てるのは社会であるとの認識の転換が必要だろう。

但し、産むのは依然として女性であることから、女性が安心して産める環境を醸成するためには、女性の社会進出度を引き上げ、自ら子供を持ちたいと思える状況に社会を変化させることが必要だろう。政府など、他人に押し付けられている状況では持続可能性に乏しい。

初期段階の女性活躍は一時的に合計特殊出生率の低下要因となる可能性があるが一段と進むと上昇要因に

女性の社会進出度が上昇するとむしろ、少子化が進むとの意見も一部にあるが、筆者は別の味方をしている。現実には、そうしたステージは、我が国や韓国等、経過的なステージと考えられる。

初期段階の女性活躍は、アジアの新興諸国等の事例を見ても、一時的に合計特殊出生率の低下要因となる可能性が高いが、女性活躍が一段と進むと、むしろ上昇要因に転じるとの見方だ。

女性の社会進出度(政治的地位)は、合計特殊出生率にも影響を及ぼしているとの説がある。

合計特殊出生率を縦軸に、女性の社会進出度(政治的地位)を横軸にとって数字をプロットすると、ひらがなの「し」カーブに似た形状となるとの見方だ。

この場合、発展途上国等は左側に位置し、日本や韓国が真ん中、フランスや北欧諸国が右側に位置することとなる。

子育ては社会の責任に定義変更することが第1歩

「異次元」とは、次元の異なる世界であり、政策面では、通常ないし従来とは全く異なる考え方を意味すると考えられる。

であれば、従来の政策の延長ではなく、まずは、子育てを家庭内の問題・責任から、社会的ないし国家的な問題・責任に定義変更することが第1歩ではないか。

この場合、少なくとも、出産、保育、幼児教育、義務教育等の費用は、所得制限なく、国ないし地方公共団体が全額、現物で給付するのが筋だろう。

いくら、防衛力が抜本的に強化され、領土・領空・領海が防衛されようとも、国民が不在では国家は存立しえない。

映画観客動員ランキングで『THE FIRST SLAM DUNK』が7週連続1位に

前週末(1月13日-15日)の映画の観客動員ランキングでは、『THE FIRST SLAM DUNK』が7週連続1位となった(興行通信社調べ、以下同じ)。累計成績は動員567万人、興収82億7,500万円。

2位も前週同様、『すずめの戸締まり』。累計成績は動員939万8,000人、興収124億8,800万円と、歴代ランキングでも25位に浮上。

3位は前月号で特集した『映画 イチケイのカラス』が初登場。週末3日間で動員は18万人に迫り、興収は2億3,600万円。

同作では冒頭、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズなどの庵野秀明氏が登場、その異色な役柄に目を見張った。よく考えると、本作の主役は、『シン・ゴジラ』(2016年公開)に内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役で、『シン・ウルトラマン』(2022年公開)では政府の男として登場した竹野内豊さんだ。『シン・ウルトラマン』の主役の斎藤工さんも本作に出演していることから、友情出演となった模様。

他にも、向井理さんや田中みなみさん、吉田羊さん、尾上菊之助さん、宮藤官九郎さんらが普段とは異なる役柄で登場。結果、ストーリー展開が読めない効果をもたらしている。

4位には、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』がランクイン。前週からワンランクダウン。累計成績は動員190万人、興収34億円を突破。

5位は『名探偵コナン 灰原哀物語 −黒鉄のミステリートレイン−』が入った。こちらも、前週からワンランクダウン。同作品は、「名探偵コナン」のTVシリーズ「漆黒の特急」を軸に、灰原哀の過去話と新規映像で再編したもの。本編の最後には、4月14日に公開される劇場版シリーズ第26弾『名探偵コナン 黒鉄の魚影』に続く新規映像も上映。

なお、9位にランクインした『ONE PIECE FILM RED』の累計興収は191.2億円と歴代興収ランキング9位に。

2月に向けて、大作洋画に加え、邦画の注目作品が相次いで公開

2月に向けても、大作洋画に加え、邦画の注目作品が相次いで公開される。しかも、公開数が多いのが特徴。

1月20日公開の『ノースマン 導かれし復讐者』は、『ウィッチ』、『ライトハウス』の超個性派監督ロバート・エガース氏の最新作。北欧を舞台に展開する壮大なスケールのファンタジー巨編。

9世紀、スカンジナビア地域にある、とある島国。若き王子アムレートは、旅から帰還した父オーヴァンディル王とともに、宮廷の道化ヘイミルの立ち会いのもと、成人の儀式を執り行っていた。しかし、儀式の直後、叔父のフィヨルニルがオーヴァンディルを殺害し、グートルン王妃を連れ去ってしまう。10歳のアムレートは殺された父の復讐と母の救出を誓い、たった一人、ボートで島を脱出する。

数年後、怒りに燃えるアムレートは、東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返す獰猛なヴァイキング戦士の一員となっていた。ある日、スラブ族の預言者と出会い、己の運命と使命を思い出した彼は、フィヨルニルがアイスランドで農場を営んでいることを知る。奴隷に変装して奴隷船に乗り込んだアムレートは、親しくなった白樺の森のオルガの助けを借り、叔父の農場に潜り込むが。

『ゴジラvsコング』のアレクサンダー・スカルスガルドさんが主演・製作を務め、ニコール・キッドマンさん、ウィレム・デフォーさん、イーサン・ホークさんら豪華キャストが共演。

1月27日公開の『レジェンド&バタフライ』は、木村拓哉さんと綾瀬はるかさん共演で織田信長と正室・濃姫の知られざる物語を描いた歴史大作。東映70周年記念作品。『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンをとった。

政略結婚で結ばれた、格好ばかりの織田信長と密かに信長暗殺を目論む・濃姫は、全く気が合わない水と油の関係。ある日濃姫の祖国で内乱が起こり父が命を落とす。自身の存在意義を失い自害しようとする彼女に、再び生きる意味と場所を与えたのは、他でもない信長だった。そんな信長もまた、大軍に攻められ窮地に立たされた時、濃姫にだけは弱音を吐く。自暴自棄になる彼を濃姫は鼓舞し、二人は桶狭間の激戦を奇跡的に勝ち抜く。これをきっかけに芽生えた絆は更に強くなり、いつしか天下統一が二人の夢となる。しかし、戦さに次ぐ戦さの中で、信長は非情な「魔王」へと変貌してゆく。本当の信長を知る濃姫は、引き止めようと心を砕くが、運命は容赦無く「本能寺」へと向かっていく。「魔王」と恐れられた信長と、「蝶」のように自由を求めた濃姫。激動の30年を共に駆け抜けた二人が見ていた、「本当の夢」とは。

同じく1月27日公開の『イニシェリン島の精霊』は、『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督が、人の死を予告するというアイルランドの精霊・バンシーをモチーフに描いた作品。

第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)では、最優秀作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、コリン・ファレルさんが最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ)、マーティン・マクドナー氏が最優秀脚本賞を受賞。

舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由はわからない。賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる「精霊」が降り立つ。その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた。

1月27日公開の『金の国 水の国』は、2017年「このマンガがすごい!」で第1位を獲得した岩本ナオ氏の同名コミックをアニメーション映画化。

商業国家で水以外は何でも手に入る「金の国」と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい「水の国」は、隣国同士だが100年にわたり断絶。「金の国」のおっとり王女サーラと、「水の国」の家族思いの貧しい建築士ナランバヤルは、敵国同士の身でありながら、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、「偽りの夫婦」を演じることに。深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。お互いの思いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人は国の未来を変えるのか。

賀来賢人さんがナランバヤル、浜辺美波さんがサーラの声を担当。

大ヒットアニメ「鬼滅の刃」のテレビシリーズ第3期「刀鍛冶の里編」の放送開始(2023年4月)を前に、『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が2月3日に公開される。

本作では、炭治郎、音柱・宇髄天元たちと上弦の陸・堕姫と妓夫太郎との激闘を描いた「遊郭編」第十話、第十一話の劇場初上映と共に、その後の新たな任務地での霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃との出会いや無限城に集められた上弦の鬼の姿を描いた「刀鍛冶の里編」第一話を特別劇場上映。

2020年公開の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は我が国で歴代最高興収の404億3千万円をあげた。

2月3日公開の『仕掛人・藤枝梅安』は、池波正太郎氏のベストセラー時代小説「仕掛人・藤枝梅安」シリーズを、池波正太郎生誕100年となる2023年に豊川悦司さん主演で映画化した2部作の第1部。

品川台町の藤枝梅安にはふたつの顔があった。腕の良い鍼医者の表の顔と、「蔓(つる)」と呼ばれる裏稼業の元締から金をもらって、生かしておいては為にならない奴らを 闇に葬る冷酷な「仕掛人」の裏の顔だ。ある晩、仕掛の後、仕掛人でもある楊枝作りの職人・彦次郎の家に泊った梅安は、帰り道に、浪人・石川友五郎が刺客を斬り捨てる場面を目撃する。刺客が死んだことを確かめ、医者が出る幕ではないと悠然と立ち去る梅安を、浪人はにらみつけていた。その後、梅安は蔓である羽沢の嘉兵衛から料理屋・万七の内儀おみのの仕掛を依頼される。三年前、万七の前の女房おしずを仕掛けたのは他ならぬ梅安だった。初めておみのの顔を見た梅安は息を呑む。それは梅安に暗い身の上を思い出させる対面だった。

2月10日公開の『バビロン』は、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督が、ブラッド・ピットさん、マーゴット・ロビーさんを迎え、1920年代の激動のハリウッドで夢を叶えようとする男女を描いたドラマ。

1920年代のハリウッドは、すべての夢が叶う場所。サイレント映画の大スター、ジャックは毎晩開かれる映画業界の豪華なパーティの主役だ。会場では大スターを夢見る、新人女優ネリーと、映画製作を夢見る青年マニーが、運命的な出会いを果たし、心を通わせる。恐れ知らずで奔放なネリーは、特別な輝きで周囲を魅了し、スターへの道を駆け上がっていく。マニーもまた、ジャックの助手として映画界での一歩を踏み出す。しかし時は、サイレント映画からトーキーへと移り変わる激動の時代。映画界の革命は、大きな波となり、それぞれの運命を巻き込んでいく。果たして3人の夢が迎える結末は。

第80回 ゴールデングローブ賞(2023年)では、ジャスティン・ハーウィッツ氏が最優秀作曲賞を受賞。

同じく2月10日公開の『#マンホール』は、「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔さんが主演を務め、マンホールに落ちてしまった男の苦闘を描いたシチュエーションスリラー。

営業成績ナンバーワンの川村俊介は、社長令嬢との結婚前夜、渋谷で開かれたサプライズパーティで酩酊し、帰り道で不覚にもマンホールの穴に落ちてしまう。深夜、穴の底で目覚めた川村は、足に深手を負い、思うように身動きが取れない。スマホのGPSは誤作動を起こし、警察に助けを求めてもまともに取り合ってもえらえない。唯一つつながった元カノに助けを求めることができたが、そこである疑念が生じる。「もしかして、ここは渋谷ではない?」。何者かにはめられたと考えた川村は、「マンホール女」のアカウントをSNS上で立ち上げ、ネット民たちに場所の特定と救出を求めるが。

2月17日公開の『アントマン&ワスプ クアントマニア』は、『アベンジャーズ』シリーズ」をはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を構成する『アントマン』シリーズ第3弾。

アントマンことスコット・ラングは、実験中の事故によりホープや娘のキャシーらとともに未知の量子世界に引きずり込まれてしまう。スコットは、誰も到達したことがなかった想像を超えたその世界で、サノスをも超越する、すべてを征服するという謎の男カーンと出会う。

体長1.5センチの世界最小のヒーロー、アントマンことスコット・ラング役にポール・ラッドさん、アントマンのパートナーとして戦うワスプことホープ・ヴァン・ダイン役のエバンジェリン・リリーさんをはじめ、マイケル・ダグラスさん、ミシェル・ファイファーさんらおなじみのキャストが集結。シリーズ前2作を手がけたペイトン・リード監督が今作でもメガホンをとった。

2月17日公開の『シャイロックの子供たち』は、WOWOWでテレビドラマ化もされた池井戸潤氏の同名ベストセラー小説を、阿部サダヲさん主演、『空飛ぶタイヤ』を手がけた本木克英監督のメガホンで映画化。小説版、ドラマ版にはない独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリー。

東京第一銀行の小さな支店で起きた現金紛失事件。お客様係の西木雅博は、同じ支店に勤務する北川愛理、田端洋司とともに、事件の裏側を探る。西木たちは事件に隠された一つの真相ににたどりつくが、それはメガバンクにはびこる、とてつもない不祥事の始まりにすぎなかった。

西木役を阿部さん、北川役を上戸彩さん、田端役を玉森裕太さんが演じ、柳葉敏郎さん、杉本哲太さん、佐藤隆太さん、柄本明さん、橋爪功さん、佐々木蔵之介さんらが共演。

湯道

『湯道』
2023年2月23日全国東宝系にてロードショー
©2023 映画「湯道」製作委員会

2月23日公開の『湯道』は、『おくりびと』の脚本を手掛け、「くまモン」の生みの親でもある小山薫堂氏が2015年に提唱し、日本の文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道「湯道」を、生田斗真さん主演、完全オリジナル脚本で映画化。

亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきた建築家の三浦史朗。帰省の理由は店を切り盛りする弟の悟朗に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。実家を飛び出し都会で自由気ままに生きる史朗に反発し、冷たい態度をとる悟朗。

一方、「お風呂について深く顧みる」という「湯道」の世界に魅せられた定年間近の郵便局員・横山は、日々、湯道会館で家元から入浴の所作を学び、定年後は退職金で「家のお風呂を檜風呂にする」という夢を抱いているが、家族には言い出せずにいた。そんなある日、ボイラー室でボヤ騒ぎが起き、巻き込まれた悟朗が入院することに。銭湯で働いている看板娘・いづみの助言もあり、史朗は弟の代わりに仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間を過ごす。いつもと変わらず暖簾をくぐる常連客、夫婦や親子。分け隔てなく一人一人に訪れる笑いと幸せのドラマ。そこには自宅のお風呂が工事中の横山の姿も。不慣れながらも湯を沸かし、そこで様々な人間模様を目の当たりにした史朗の中で凝り固まった何かが徐々に解されていくのであった。

主演の生田斗真さんをはじめ、濱田岳さん、橋本環奈さん、小日向文世さん、天童よしみさん、クリス・ハートさん、戸田恵子さん、寺島進さん、厚切りジェイソンさん、ウエンツ瑛士さん、吉田鋼太郎さん、窪田正孝さん、夏木マリさん、角野卓造さん、柄本明さんらが集結。

同じく2月23日公開の『アラビアンナイト 三千年の願い』は、イスラムの説話集「アラビアンナイト」をモチーフに、3,000年の時を超える、魔人と学者の「願い」を巡るファンタジー映画。イギリスの作家A・S・バイアット氏の短編集「The Djinn in the Nightingale's Eye:ナイチンゲール目瓶の中の魔神」を原作に、『マッドマックス』シリーズの鬼才ジョージ・ミラー監督がメガホンをとった。

古今東西の物語や神話を研究するナラトロジー=物語論の専門家アリシアは、講演のためトルコのイスタンブールを訪れた。バザールで美しいガラス瓶を買い、ホテルの部屋に戻ると、中から突然巨大な魔人「ジン」が現れた。意外にも紳士的で女性との会話が大好きという魔人は、瓶から出してくれたお礼に「3つの願い」を叶えようと申し出る。そうすれば呪いが解けて自分も自由の身になれるのだ。だが物語の専門家アリシアは、その誘いに疑念を抱く。願い事の物語はどれも危険でハッピーエンドがないことを知っていたのだ。魔人は彼女の考えを変えさせようと、紀元前からの3,000年に及ぶ自身の物語を語り始める。

『アベンジャーズ』シリーズではヘイムダル役のイドリス・エルバさんが魔神、同じくエンシェント・ワン役ののティルダ・スウィントンさんがアリシアを演じた。

日本銀行は1月17-18日に開いた金融政策決定会合で、金融政策を現状維持、今春には執行部が交替

日本銀行は1月17-18日に開いた金融政策決定会合で、当面の金融政策を現状維持とした。

前回12月19-20日の会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール:YCC)を修正し、従来、「±0.25%程度」としてきた長期金利の変動許容幅を「±0.5%」に拡大したことで、市場では今回も一段の修正があるのではとの思惑が拡がっていた。

然るに、現状維持となったことで、会合後は、長期金利が低下、円安が進行、株価は大幅高と、1カ月前と真逆の反応となった。

但し、今春には日銀執行部が交替する。

雨宮・若田部両副副総裁の任期は3月19日に、黒田総裁の任期は4月8日に満了する。

因みに10年前は、白川総裁(当時)が副総裁任期に併せ、本来の任期満了から1カ月前に辞任、黒田執行部の早期立ち上げに協力した経緯がある。

2022年同様、危機ないし不安定な状態の長期化、「パーマクライシス」に備える必要

何れにせよ、現状維持でも相場が乱高下するのであれば、2023年の金融市場は、日銀の一挙手一投足を睨んで、変動の大きい展開になる可能性が高そうだ。

また、ウクライナ戦争も2月24日で開戦から1周年となるが、停戦の目途がつくどころか春に向けて双方から攻勢の激化も予想されている。

2023年の干支は「癸卯(みずのと・う)」。

前月号では、政権の安定化には「揆一(きいつ)」が重要であり、岸田首相は、防衛問題や少子化対策、気候変動問題等で国論をまとめるなど、指導力を発揮することが重要と記した。

何れも重要課題だが、第2次オイルショック以来40年ぶりの高インフレも我が国では価格転嫁の遅れ等から長く続く可能性がある。政策の筋道を誤れば、内閣支持率の低下や、2024年の自民党総裁選に向けて、政変に繋がる可能性も否定できない。

同様な問題は、ネジレ議会となった米国、高インフレ下、政権支持率の低迷が続く欧州諸国等でも浮上している。

2023年も昨年同様、危機ないし不安定な状態の長期化、「パーマクライシス」に備える必要がありそうだ。

末澤 豪謙 プロフィール

末澤 豪謙

1984年大阪大学法学部卒、三井銀行入行、1986年より債券ディーラー、債券セールス等経験後、1998年さくら証券シニアストラテジスト。同投資戦略室長、大和証券SMBC金融市場調査部長、SMBC日興証券金融市場調査部長等を経て、2012年よりチーフ債券ストラテジスト。2013年より金融財政アナリスト。2010年には行政刷新会議事業仕分け第3弾「特別会計」民間評価者(事業仕分け人)を務めた。財政制度等審議会委員、国の債務管理の在り方懇談会委員、地方債調査研究委員会委員。趣味は、映画鑑賞、水泳、スキューバダイビング、アニソンカラオケ等。

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