プレスリリース

2001年11月29日
日興コーディアル証券株式会社

日興MMF・チャンスの元本割れの可能性と当社の対応

 日興アセットマネジメント社より当社で販売している、同社運用の「日興MMF」、および「チャンス」(B号、1号、2号、4号、9月号)の本日の基準価額が、元本価額である1万円を下回る見込みであるとの報告を受けました。つきましては、この事態に係る弊社の対応についてお知らせいたします。

(経緯)
 ファンドの運用に当たる日興アセット・マネジメント社は、上記ファンドにつきまして、米国エネルギー卸売業エンロン社関連の債券を組みいれておりました。
 しかし、昨日(日本時間29日午前1時頃)、エンロン社の長期格付けを、米国格付け機関であるS&Pとムーディーズが大幅に引き下げました。従来は両者ともエンロン社長期債に対して投資適格格付を付与しておりましたが、投機的格付けに変更致しました。
 日興アセットマネジメント社は、この事態を受け同社が保有するエンロン社関連社債の価格評価の見直し作業を本日行う予定としており、この評価作業の結果、「日興MMF」と「チャンス」の本日の基準価額が元本価額を下回る見込みだとの見解を示しています。
(当社の対応)
 この日興アセットマネジメント社の見解に対し、当社と致しましては、「日興MMF」「チャンス」の取り引きに関しまして、以下のように対応させて頂きます。

  • 「日興MMF」についての解約請求は受け付け致しますが、買付注文については当面の間、中止とさせて頂きます。
  • 「チャンス」については、エンロン社関連債券を組入れております、B号、1 号、2号、4号、9月号はクローズド期間中であるため、売り買い共に取引は行いません。
  • 今後、当該ファンドの本日の基準価額他日興アセット・マネジメント社より、新たな情報が入り次第お客様には御連絡させて頂く予定です。

以上