1-1.はじめに(保証金について)
日興イージートレード信用取引では、保証金現金とお預り金は別管理されますが、お預り金を利用した信用新規建て、保証金現金を利用した現物株式の買付・現引(ダイレクトコースのお客様のみ)が可能です。また、保証金・もしくはお預り金が不足する場合、振替可能額の範囲内で、自動振替が行われます。
ポイント
保証金について
お預り金を利用した信用新規建てが可能です
信用担保余力に、お預り金から保証金現金への振替可能額を加算し、新規建可能額を算出します。
注文発注時に、お預り金から保証金現金へ自動振替されますので、ご入金後は、保証金現金へ振り替えることなく、お預り金のままでも新規建注文が可能です。
保証金現金を利用した現物株式の買付・現引が可能です (ダイレクトコースのお客様のみ)
現物買付可能額・現引可能額に、保証金現金からお預り金への振替可能額(引出余力)および必要保証金と代用有価証券の差替え※1を加味した保証金利用可能額を加算します。
- ※1買い付ける株式を代用有価証券として差し入れ、必要保証金として拘束されている保証金現金を使用する。
保証金利用額は、受渡日に保証金現金からお預り金へ自動振替を行います。
保証金の自動振替について
- 夕方の値洗い処理時点(17時頃)で、維持率30%未満の場合、保証金現金への振替可能額の範囲内で、お預り金から現金保証金への自動振替が行われます。
- お預り金が不足する場合、受渡日当日朝5時時点で、お預り金への振替可能額の範囲内で、保証金現金からお預り金へ自動的に不足金額の振替えが行われます。
現物株式の売却代金について
- ダイレクトコースのお客様
- NISA預り、代用不適格銘柄の売却を除き、売却代金は保証金へ振り替えられます。
- 総合コースのお客様
- 売却時に、売却代金の振替先を保証金とお預り金から選択していただきます。
- ※お預りしている株式については、代用適格であれば、全て代用有価証券として取り扱われます。
信用取引担保状況 (お取引>信用取引>信用取引担保状況)
信用取引の保証金の状況は、信用取引担保状況画面で確認することができます。信用取引を行う上で、重要な画面です。定期的にチェックしましょう。
詳しい担保状況は、「担保状況詳細」でご確認いただけます。
- 1保証金維持率状況
保証金維持率(前日・本日・リアル維持率)を確認できます。
保証金維持率は30%を維持してください。
前日維持率は、前日時点(引け後は当日)の維持率で、建玉・保証金代用証券の評価時価は前日終値(引け後は当日終値)で計算されています。追加保証金額はこの維持率をもとに計算され、 前日維持率が25%を下回った場合は、追加保証金の差し入れが必要になります。 - 2新規建可能額
新規建可能額=信用担保余力※/保証金率(0.3)
- ※信用担保余力=受入保証金合計+お預り金から保証金現金への振替可能額−必要保証金
新規建可能額の範囲内で、信用新規注文が可能です。
- 3追加保証金・不足金状況
維持率が25%を下回った場合は、追加保証金の差し入れが必要になります。
発生日の翌朝5時に、確定した金額が表示されます。- ※夕方の値洗い処理時点(17時頃)で、維持率30%未満の場合、保証金現金への振替可能額の範囲内で、預り金から現金保証金への自動振替を行います。
- 4引出制限違反額
維持率30%※1を下回る保証金からの引出があった場合に、引出制限違反が発生する場合があります。
「引出制限違反確定額」が表示されましたら、保証金の入金等により解消してください。- ※夕方の値洗い処理時点(17時頃)で引出制限違反が未解消の場合、保証金現金への振替可能額の範囲内で、預り金から現金保証金への自動振替を行います。
- ※1レバレッジ指標等に連動することを目的とするETF及びETNを注文する際の保証金率は、30%に当該指標の倍率を乗じた率となります。
- 5預り金不足額
預り金不足額が表示されている場合は、保証金現金から預り金への振り替えもしくは入金を行ってください。
- ※お預り金が不足する場合、受渡日当日朝5時時点で、お預り金への振替可能額の範囲内で、保証金現金から預り金へ自動的に不足金額の振り替えが行われます。