資産運用に債券を組み入れよう

資産運用に「債券」を入れるって、なんで大事なの?
資産運用を始めると、多くの方がまず株式に目を向けます。企業の成長に伴い株価が上昇し、利益が期待できるため、魅力的に映るからです。
しかし、株式だけに投資を集中させると、市場の変動が激しい局面で資産が大きく減少するリスクがあります。
そこで、資産運用で成功するために欠かせないのが「分散投資」の考え方です。
「卵は一つのかごに盛るな」とは?
「分散投資」の考えを表す諺(ことわざ)の一つに「卵は一つのかごに盛るな」というものがあります。これは性質や値動きの異なる複数の資産に分散して安定的な運用成果を目指すことを意味しています。なぜなら、値動きの同じ資産一つにまとめてしまうと、何かあったときにすべてがダメになってしまう可能性が高まってしまうからです。
そこで、値動きが異なる資産を組み合わせることでリスク(値動きのブレ)を小さくできるのです。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も投資原則で「分散投資」を掲げており、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券と4つに分散し、長期的に運用を続けています
ポートフォリオにおける「債券」の役割とは?
- 定期的な利息(クーポン)がもらえる
債券を保有すると、発行体(国や企業など)から決まった期間ごとに利息が支払われます。これを「クーポン」と呼びます。 - 満期に額面金額が返ってくる
債券には満期日があり、その日になると投資した額面金額が返ってきます。 - 比較的リスクが低い
株式に比べて価格変動が小さく、額面金額が返済されるため、安定した投資商品とされています。
※発行体の信用リスク、価格変動リスク等があります。
実は、資産を守る“クッションの役割”!
利息が得られる債券を保有していれば、定期的に収入が入り、安定した資産形成が期待できます。債券を長期間保有することで利息が積み重なり、着実に資産を増やすことが可能です。また、資産価値が一時的に下落した場合でも、利息がクッションの役割を果たし、損失の緩和に寄与します。
債券は、値動きが大きい株式などと比べて価格の変動が小さく、資産全体の値動きを安定させるため、資産運用の中では“クッションの役割”として使われます。
株が下がるときは、多くの場合、資産を「安全資産(債券)」へ移します。
その結果、債券の価格は下がりにくく、資産運用のポートフォリオ全体の落ち込みをやわらげる効果が期待できます。

長く続けられる運用が資産形成のカギ
市場は常に変動し、時には大きく下落することもあります。しかし、下落時の損失をできるだけ抑えられれば、その後の資産の回復もスムーズになります。
債券を組み入れてリスクをコントロールすることで、精神的な負担も軽減され、無理なく長期的に運用を続けられるのです。
| 株式 | 債券 | |
|---|---|---|
| リターン | 企業の成長により値上がり期待 | 定期的な利息収入の期待 |
| リスク | 上昇下落の差が大きい | 比較的安定した値動き |
| ポートフォリオでの役割 | 成長を引っ張るエンジン役 | 相場下落時のクッション役 |
まとめ
資産を増やすためには「続けられる運用」が何より重要です。
そのために、値動きが異なる「株」と「債券」を組み合わせ、リスクを分散しながら安定的な資産形成を目指しましょう。
債券は、株の変動リスクを和らげる「安全なクッション」として、あなたの資産運用に欠かせないパートナーです。
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