投資銀行の仕事は、顧客企業と並走し、決断を迫られる場面においてクオリティの高いアドバイスを提供するとともに、アドバイザーとしてこれを実行まで導くことです。
取り組むテーマは、企業が資本市場からの評価を賭けて行うコーポレート・アクション。資本市場からの資金調達、事業の買収・売却や経営統合、IPOや上場を廃止するMBOなど、これらすべてが資本市場におけるステークホルダーの賛同を得なければ成功しません。
そして不確実性が高まる世界の情勢とそれを反映した市場動向を背景に、我々の提供するアドバイスの付加価値と、それに対するお客様の期待は一貫して高まり続けています。投資銀行ビジネスのボリュームはここ数年、継続的に拡大しており、新たな成長局面を迎えています。まさに活き活きと熱く、成長を実感しながら努力できる環境にあります。

Nikko Investment Banking（NIB）は、1999年から2009年まで約11年に亘り米シティグループとの合弁で運営した投資銀行部門を基礎に、SMBCグループに入った当社が設置したコースです。
部門別新卒採用を起点に、インベストメント・バンカーとしての長期的なキャリア形成を推進し、Global Investment Banking（GIB）部門をリードする人材を育成します。
入社後の成長速度を最大化する狙いから、投資銀行プロダクトや財務/会計などの研修に加え、海外の戦略提携パートナーとの連携によるニューヨーク研修や西海岸での研修等を用意し、知識のみならずバンカーとしての思考方法の習得をサポートします。2021年7月より提携を開始した米Jefferies社はグローバルにトップレベルの投資銀行であり、当社のグローバルネットワークが大きく強化されることになります。当社は人材派遣を通じて、この提携をバンカーの海外での実践機会としても活用していきます。
これ以外に、当社海外拠点でのトレーニー制度やMBA留学制度を含めて、海外での研鑽機会は豊富にあります。

これまでNIBは、投資銀行業界の標準プラットフォームによって集まった人材の経験値、バックグラウンドの多様性に1つの特色がありました。日系/外資系を問わず10年以上の業界経験を持つバンカーが多数所属し、多様性の中でもアドバイスのクオリティに集中し切磋琢磨する、その文化は今後も不変です。
一方で、10年を超えて積み重ねてきた部門別採用社員がシニアバンカーまで成長し、NIBのもう1つの柱を太く形成しつつあります。今後一層、NIB独自の文化が作られていきます。

ハードワークを代表的価値観として語られてきた投資銀行業界も変化しています。
当社も、バンカーのバックグラウンドの多様性のみならず、より多くの女性バンカーが活躍できる環境整備を含め、さらなるダイバーシティの推進に力を入れていきます。意欲ある若手社員をSMBCグループから受け入れることやSMBCがプレーヤーとして行う事業への人材派遣なども、グループの特色を活かした試みです。
しかしながら、アドバイスのクオリティが成否を決する投資銀行ビジネスの本質は不変です。NIBでは2023年度より、新卒入社時点からインベストメント・バンカーとしての専門コースを適用することとしました。
皆さんと一緒に、真に付加価値を提供し競争力のあるチームを作っていきたいと願っています。ご応募をお待ちしています。