INTERVIEW 02 他社を知るからこそわかる、投資銀行部門の強み、働き方

ここでは多様なバックグラウンドを持つ人が働いています。他社を知るメンバーにSMBC日興証券の魅力を聞きました。

効率的・合理的に働ける組織運営

─SMBC日興証券に入社を決めた理由を教えてください

新卒で別の証券会社に入社後、一貫して投資銀行部門の、キャピタルマーケット分野でキャリアを形成してきました。入社時からしばらくデットファイナンス(債券発行による資金調達)を担当し、米国でのDCM業務も勤務も経験し、その後異動でエクイティファイナンス(株式関連商品による資金調達)を担当しました。前の会社はデット分野に伝統的に強い会社であったため、エクイティファイナンスを担当するようになってからは、よりよい環境で自分自身の経験、スキルを深めたいとの思いを抱くようになりました。エクイティ分野に強く、メンバーの経験値やスキルが高いSMBC日興証券への転職を決めました。

─どのような業務を担当していますか

今はバイス・プレジデント(VP)として、お客さまの株式や転換社債の発行を通じた資金調達、株式の売出しのオリジネーション、エグゼキューションを担当しています。コロナ禍になってからは、テレワークが多くなりました。各自ノートパソコンとモニターが支給され、会社と変わらない環境で仕事できています。効率的・合理的に働けるように組織運営されおり、出社頻度についても各自の裁量に任されています。

部署全体でベストプラクティスを共有

─SMBC日興証券に入社して驚いたことはありますか

ベストプラクティスを共有し、狭い範囲ではなくチームとしてより強くなっていこうという意識が強いことです。毎週部署全体のミーティングが開催され各担当者の案件の進捗やマーケット動向を報告する場として活用されています。ある案件で起きた出来事からのインプリケーション、新規性のある分析、提案など、日々顧客と対峙し、提案活動をしていくうえで参考になるノウハウがこの場を通じて部全体で共有されます。上席者や他のメンバーからアドバイスを頂くことや、経験談を積極的に発信してくださることも多くいろいろな気づきがあります。

案件毎の担当チームで動くことの多い仕事ですが、部として、チームとして、仕事のクオリティを上げていこう!というカルチャーは、素晴らしいと思います。こうした話を聞くことは、経験の浅いジュニアにとっても勉強になります。

また、案件の設計において、当社が初めて採用して世に送りだしたものも多くあり、従来のやり方にとらわれず、状況に応じて最良の執行方針をゼロベースで考えようとするカルチャーを強く感じます。

─どんなときに仕事のやりがいを感じますか

提案を評価いただき、任せていただいた案件を無事に完遂できたときに充実感を感じます。自分の幅を広げたくて転職してきたので、対応できる幅や引き出しが増えていくことにも純粋に楽しみを感じます。

VPになりたてのころは、上席者にサポートしてもらう場面もありましたが、自分が案件責任者として執行支援する案件も多くなり、より大きな役割を果たせるという点では、これまでなかった経験を積めていると思います。

自分たちの強みを生かして、日本企業を助けていきたい

─仕事をする上で大切にしていることを教えてください

ジュニアのころから、自分なりに付加価値を出せないかを考えて仕事をしています。
ジュニアのころは上席者から、今では顧客やフロントのバンカーから依頼された事項や提案の意図や背景を理解して、「そういうことなら、こういう分析があったほうがわかりやすいだろう」と自分なりに考えてよりニーズに沿ったアウトプットをだせるようにしています。相手の立場になって想像力を働かせています。依頼事項に対して何かプラスアルファ自分なりに工夫できることがないかを考えたうえで、最適なものをお返しできるよう意識しています。

─今後の目標を教えてください

社会人になってからキャピタルマーケットの分野で仕事をしてきているので、その道で専門性を深めていきたいです。今、日本の中でも有数のいいチームで経験を積めているので、専門性にしっかり磨きをかけていきたいと思っています。一方で、自分が持っている知識や経験を若いメンバーに積極的に還元していきたいですね。自分も新人だったころはあるので広い気持ちで何事も受け止めてあげられるような先輩になりたいです。

足許ではコロナ禍や原油高、地政学的なリスクなどもあって、市況が大きく変動していますが、市況や企業、投資家を取り巻く環境は常に変化しています。だからこそ、そうした状況変化を捉えたうえで最適な提案をしていく力が試されると思っています。SMBC日興証券の強みを生かして、さまざまな企業努力をしている日本企業をキャピタルマーケット分野でサポート出来たらうれしいと思っています。

牛島 千晶

グローバル・キャピタル・マーケット本部
エクイティ・キャピタル・マーケット部(ECM)
Vice President