INTERVIEW 03 グローバル市場で日本企業を支援するやりがい

2017年に新卒採用で入社し、2021年から2023年の約2年間をロンドン拠点で過ごした不動産・インフラストラクチャー・グループの中西さんに、海外拠点で働く魅力について聞きました。※掲載内容は取材当時のものです。

人間的にも成長できた刺激的なロンドン勤務

─ 海外勤務を含めて、これまでのキャリアを簡単に教えてください

2017年に新卒採用で入社し、不動産・インフラストラクチャー・グループというカバレッジの部署に配属されました。お客さまは主に不動産・建設関連で、エクイティ・ファイナンスやデット・ファイナンス、M&Aの業務を担当していました。その後、海外業務の社内公募に応募し、2021年から1年半はロンドンの英国SMBC日興キャピタル・マーケット会社に出向。2023年に不動産・インフラストラクチャー・グループに復帰しました。

─ 入社当初から海外で働くことを考えていたのですか

入社前から漠然と海外で働きたい思いはありました。入社1年目のときにニューヨークでの研修に参加し、駐在している先輩の話を聞いて、その思いがより強くなりました。3年目に上司から「行ってきたらどうか」と背中を押してもらい、公募に応募しました。ただ、ちょうどコロナ禍になってしまい、実際にロンドンに行ったのは4年目の2021年後半からです。

─ 比較的若い年次でのチャレンジだったのですね

そうですね、当時の募集要項は3年目から6年目が対象だったので、一番若い年次での応募でした。やる気があれば挑戦できるのは当社のいい文化で、上司や先輩もサポートしてくださりました。26〜28歳という人間として大きく成長できる時期をロンドン拠点で過ごせたこと、刺激的な環境でそれまで経験したことのない案件にチャレンジできたことは、人として、バンカーとして、今後の糧になったと思います。

常に持っている日本への貢献という感覚

─ ロンドン拠点では、どのような業務を担当されましたか

主にクロスボーダーのM&A案件で、日本企業が欧州企業本体あるいは部門を買収する案件が多かったです。日本企業が海外で成長・成功するということは、企業自体を強くすることでもありますし、大きな視点で見ると日本という国を豊かにすることに繋がります。私たちは日系の証券会社で、顧客基盤も日本企業が多いです。グローバル市場で日本企業のために何ができるか、そのような視点でサービスを提供するのは、海外拠点で働く醍醐味やおもしろさだと思います。

─ どう日本全体への貢献につなげるか。そういう視点は常に持っているのですか

個別の案件では、M&Aにおける現地の法的リスクやバリューエーションへの影響といった細かな部分について考慮しているので、常に「日本のために」を意識するというわけではありません。ただ、日本企業が海外で成長して、海外の利益を取り込めば、その利益は日本の税収になりますし、企業の時価総額が増えれば日本の株式市場活性化にもつながります。日本企業の海外進出をサポートすることが、日本全体への貢献につながっているという感覚は、いつもどこかで持っているイメージです。海外勤務を経験したことで、業務のテクニカルな面よりも、より広い視点から物事を考えられるようになったり、一歩引いて物事を見られるようになったり、人間として成長できたかなという実感はありますね。

─ 日本で働くことと、海外で働くこと、どんなところに違いを感じましたか

日本の場合は誰かの紹介や人脈、ネットワークがないと企業の上層部に会うことすらできないケースもありますよね。海外の場合は「いい話を持ってきてくれるならウェルカム」という文化があって、問い合わせ窓口に電話をするとあっさり会えることもあるんです。文化の違いを感じますね。

「やりたい」を応援してくれる、風通しのいい組織文化

─ 今後の目標や目指したいバンカー像について教えてください

人間性が豊かな人になりたいなと思っています。証券会社の提供サービスは、他社も含めて大きく異なるものではありません。その中での差別化となると、提案力や人間力だと思うんです。毎回素晴らしい提案で他社を凌駕し、「提案力で案件を獲得できる」ことはベストですが、お客さまの状況によっては、他社と大きく差別化できない提案になってしまうケースもあります。そのような状況でも、例えば「中西さんがそこまで言うならお願いするよ」と言ってもらえるような人間力で案件が獲得できる、魅力ある人になっていきたいです。

─ 海外勤務をしてみたいという就職活動生にアドバイスをお願いします

当社は銀行系証券で顧客基盤がしっかりある一方、日興ソロモン・スミス・バーニー証券会社や日興シティグループ証券のような外資系とのジョイントベンチャーだった歴史もありますし、先日発表になったJefferies (Jefferies Financial Group Inc.)との連携強化により、外資系の雰囲気もありながら銀行系の雰囲気もあるという複数のカルチャーが流れていると感じます。様々なカルチャーが融合した組織は風通しも良く、「やりたいです」と手を挙げると、私が公募で海外に行ったように挑戦させてくれる環境があります。私自身、あれもこれもと欲張りながら、多忙な中でもここまでやってこられています。自己実現に向けた希望がかなえられる環境がありますし、お客さまや世の中の役に立とうとポジティブに考えて前向きに動ける人にはしっかりと応えてくれる仲間もいます。自分がどんな姿になりたいかを思い描き、責任ある自己主張をして、必要なリソースを積極的に活用してほしいですね。

中西 曜一郎

不動産・インフラストラクチャー・グループ