運用規程の作成・改訂支援
コーポレート・ガバナンスという言葉が広く知られるようになり随分たちます。上場企業に限らず、オーナー企業・未上場企業においても永続的に企業が発展するうえで大切な考え方と捉えるお客さまが増えています。
資金運用のプロセスにおいて、運用規程の制定と合わせて、社内の管理体制を適切に構築することは極めて大切です。私どもSMBC日興証券では、各企業の規模や陣容などの制限、社風やこれまでの経緯など、それぞれの実情をお聞きしながら、ベストな体制作りのアドバイスをさせて頂きます。
適切な資金運用管理体制の構築
- 資金運用プロセスのPDCAサイクル
- あるべき資金運用管理体制の事例
- 意思決定機関、責任者、管理者、担当者の役割と連携
運用規程の策定は単に従来の決まりごとや事務手続きをまとめることではありません。
まずは、大切な資金を運用するにあたって、最も重要な「会社としての基本方針」や「資金性格に合わせた運用目的」など、骨格となる部分を決める必要があります。
そして、これまでは曖昧であった権限の範囲、責任の所在、意思決定のプロセス、例外的に採り上げるケースの取扱い、取引実行後の管理方法などを明文化することで、資金運用のPDCAが見える化される効果があります。
- Plan資金計画、市場環境及び資金運用規程等に基づき投資対象を選別し取締役会等意思決定機関へその是非を諮る
- Do意思決定機関の決裁に基づき投資実行
- Check管理)取引残高、時価評価、発行体(又は取引先金融機関)の格付等の確認
評価)パフォーマンス等評価、市場環境・資金計画等再考 - Action運用方針の継続又は見直しを踏まえ、次の投資に向けた準備
このように、資金管理が適切に行われ健全な企業経営が行われるための仕組みを作ることは、最終的に、企業価値を高め、株主の利益に繋がっていきます。
ただし、必要以上にリスク管理を強めてしまうと、ルールでがんじがらめになって、資金運用をしたくてもできないという本末転倒な事態になってしまいます。これまでの豊富な実例をベースに、バランスがよく、また実務負担が小さい運営手法のノウハウ、当社作成の事業法人向けの運用規程サンプルの提供など、SMBC日興証券にお任せください。
資金運用規程
- 明文規程策定時のポイント
- 運用方針・目的
- 報告・監査の仕組み
- 規程の構成要素
- (既に運用規程がある場合)改訂を検討する際のポイント
既に運用規程をお持ちのお客さまであっても、業務環境やマーケット環境の変化に合わせ、管理手法や体制の改善など、絶えず新しい目で見直しをすることが大切です。
形骸化している条文はないか、無駄な手続きや抜けているプロセスはないか、マイナス金利時代に合わせてルールを緩和するのであればどの項目を変更すべきか。このようなご相談も賜りますので、改訂をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。