FXの収益
FXの収益は「為替差益」と「スワップポイント」による収益の2種類があります。
ここではその2種類の収益についてわかりやすく説明します。
2つの収益のイメージ
「為替差益」と「スワップポイント」のイメージは以下のようになります。
<為替差益のイメージ(USD/JPY)>
対象通貨ペアのレートが変動することにより生じる収益。
<スワップポイントによる収益のイメージ>
対象通貨ペアの金利差を源泉とする収益。
為替差益
FXは、買った価格よりも高いレートで売ることだけでなく、売った価格よりも、低いレートで買い戻すことで収益を得ることができます。値上がりの時だけではなく、値下がりの時でも収益をねらうことができます。
<米ドルと円の組み合わせ>
- ※スプレッド、スワップポイント等は考慮しておりません。
為替差益とスプレッド
FX提供会社が提示する各通貨ペアの為替レートのBid(お客さまの売)とAsk(お客さまの買)の間には価格差が存在します。これをスプレッドといい、FXにおける取引コストとなります。
スプレッドも為替レートと同じように変動します。 FXにかかるコストのうち取引手数料は多くのFX提供会社が無料としています。そのためスプレッドがより狭い(差額が小さい)ほうが収益をねらいやすくなります。取引を行う際にはスプレッドに注意して取引を行う必要があります。
なお、スプレッドはFX提供会社によって異なります。当社で取り扱う各通貨ペアのスプレッドと提示率はホームページで公表しています。
スワップポイントによる収益
FXにはスワップポイントと呼ばれる2国間の金利差を源泉とする収益があります。FXでは、通貨の交換だけを行っているわけではなく、その国の金利も併せて交換しています。例えば、日本円のような低金利通貨を売り、豪ドルなどのような高金利通貨を買うと、その金利の差を源泉としたスワップポイントが発生します。スワップポイントは、金額こそ大きくないですが、FXの取引において長期的にポジションを保有する場合、重要な要素です。
スワップポイントは買ポジションを保有していれば受け取れるものではありません。市場金利の低い通貨を買い、高い通貨を売る場合、スワップポイントを支払うことになります。
スワップポイントは取引対象通貨の市場金利等に応じて日々変動するため、市場金利等の動向次第では、受け取りから支払いに転じる可能性があり、その結果、損失が生じるおそれがあります。また、スワップポイントは同じ通貨ペアでもFX提供会社によって異なります。「日興FX」のスワップポイントは当社ホームページにスワップカレンダーとして公表しています。
例えば、下のイメージのような表示の場合、USD/JPYの買いポジションをロールオーバーすると1万通貨あたり3円のスワップポイントを受け取れます。またEUR/JPYの買ポジションをロールオーバーすると1万通貨あたり11円の支払いが発生します。
<スワップカレンダーのイメージ>
スワップポイントの発生タイミング
スワップポイントは、ポジションを翌営業日に持ち越すこと(ロールオーバー)で発生します。ポジションは決済されるまで無期限にロールオーバーされます。
- ※通貨ペアの金利差によっては、スワップポイントが0円の場合もあります。