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信用売り残高とは? 信用残高情報から株価を判断する方法

「信用売り残高」とは、信用取引で空売りされたまま、買い戻されていない売り建ての累計(残高)のことです。売り残と略されることもあります。

また、信用買い残高(買い残)と合わせて「信用残高(信用残)」と呼ばれていますが、この信用残高から株式の売り買いの需要を読み取り、取引のタイミングを探ることが可能です。

この記事では、信用残高情報の見方について分かりやすく解説します。

信用売り残高・信用買い残高を活用した株価予測

まずは、オンライントレード(日興イージートレード)の個別銘柄情報画面を使って、信用残高の見方を説明していきます(日興イージートレードでは、画面左下の[信用]の項目「買残」「売残」で確認できます)。

個別銘柄情報-株価詳細-画面、信用残高の見方の説明図拡大する

上の日興イージートレードの画面(赤枠内)を見ると、信用残高は下のようになっています。

個別銘柄情報-株価詳細-画面、信用残高の説明図

信用取引の残高は、買残と売残どちらも、決済期日までに反対売買される株数を表しています。上の表を見ると前週比で買残が増加し、売残が減少しているので、「将来の売り需要が高まる一方、買い需要は細くなった」と解釈することできます。

表の3行目の「取組倍率」(信用倍率)とは、信用取引でまだ決済されてない買い建てと売り建ての株数の倍率で、株価の動きを予測する上で一つの指標になります。【信用買い残高÷信用売り残高】で算出します。

この例では取組倍率が3.11倍になっています。信用買い残高が信用売り残高を大きく上回り、1倍を大きく超えている状態では、株価は上昇しづらいという判断ができます。ちなみに、信用買い残高と信用売り残高の株数が拮抗し、信用倍率の数字が1倍台または1倍を割ってくると、株価は上昇しやすいという見方をします。

取引画面から読み取る、株価の上昇・下落

次に株価について見てみます。上の画面の右上のチャートを見ると、7,000円台後半の高値を付けた後、6,500円水準まで値下がりしています(日興イージートレードでは、「個別銘柄」画面の右上にある「週足チャート」を確認します)。上向きだった移動平均線は横ばいとなり、現在値6,725円は、2つの移動平均線を下回る水準です。

株価が下落している中で、先ほど表で見たとおり信用買い残は前週比で368,800株増加する一方、信用売り残は38,600株減少しています。これらのことから、「反発を期待した信用買いが入る一方で、株価の下落によって空売りの買い戻しが進んでいる」と解釈することができます。

日興イージートレードの場合、「詳細チャート」でチャート部分にカーソルを合わせると、信用残高を確認することも可能です。株価の動きを全て予測することはできませんが、株価が下落・信用買い残高が増加という情報から判断すると、損失を抱えた信用買い残高の将来的な売り需要が高まっている状況にあるといえます。

よって「信用買い残高の整理が進むか、信用売り残高が大きく膨らんでくるまで、株価上昇を見込めない」と判断することができるのです。

取引画面から読み取る、株価の上昇・下落の説明図拡大する

詳細チャートとは

そもそも…信用取引残高と信用売り残高とは?

信用取引残高とは、冒頭でも紹介したとおり信用取引で行われた「信用買いと信用売りの残高の合計」のことです。

制度信用取引の場合、期限の6ヶ月以内に売らなければならない信用買いと買い戻さなければならない信用売りの残高は、株価の変動要因になることがあります。

証券会社から資金を借りて株式を購入する信用買いは、「株価が上昇する」という先高期待が強ければ強いほど、残高は増加する傾向にあります。信用買いが入った後に株価が下落した場合、6ヶ月後の決済期日まで保有して株価が戻る局面を待つか、損失確定の売りを出すことになりますが、いずれにしても、決済期日を迎えるまでの間、信用買い残高は売り需要が高まることを意味します。

一方、証券会社から株式を借りてこれを一旦売却して後で買い戻す空売りは、まだまだ値下がりしそうな株価下落局面だけでなく、株価が上昇しているケースでも、「もうそろそろ下げる」との見通しで残高が増加することがあります。信用売り残高の増加は、決済期日までに、株式を返済するための買い需要が高まることを意味しますから、買い場を探っている投資家には、プラス要因となります。

信用取引残高と信用売り残高の説明図

信用売り残高比率とは

信用売り残高比率とは、信用取引において空売りされ、買い戻されていないまま売り建て状態にある空売りの残高を1日の出来高で割って算出した比率のことです。
近い将来に買い戻される空売りは、買い要因として働くことになりますが、信用売り残高が同じ株数でも、1日の出来高の水準によって、買い要因として株価に与える影響度は違ってきます。

信用売り残高比率(%)=信用売り残高株数÷1日の出来高×100

例えば、信用売り残高の株数が100万株の銘柄Aと銘柄Bがあるとします。1日の出来高がコンスタントに1,000万株を超える銘柄Aと、200万株の銘柄Bとでは、空売りの買い戻しが、株価上昇に与える影響は違ってくることになります。銘柄Aと銘柄Bの信用売り残高比率は、下記の通りです。

<信用売り残高100万株の銘柄Aと銘柄Bの信用売り残高比率>
銘柄A 信用売り残高比率10.0%=信用売り残高100万株÷1日の出来高1,000万株×100
銘柄B 信用売り残高比率50.0%=信用売り残高100万株÷1日の出来高200万株×100

銘柄A、銘柄Bともに、1日20万株の空売りの買い戻しが入った場合、1日の出来高が1,000万株を超える銘柄Aより、1日の出来高が200万株の銘柄Bの方が、空売りの買い戻しが株価に与えるインパクトは高くなります。将来的な買い需要がある信用売り残高比率の高い銘柄に現物買いや信用買いが入り、結果として空売りの買い戻しを促すことになるため、株価上昇に勢いが出ることがあります。

まとめ

信用取引でまだ決済されてない買い建てと売り建ての残高の合計を信用残高といいます。信用残高情報から売り需要と買い需要を読み取り、取引のタイミングを探ることが可能です。近い将来に買い戻される空売りは、信用売り残高の株数が一定水準にあり、取組倍率が拮抗している場合には、株価上昇に弾みを付ける買い要因となることがあります。

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