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原油価格 (げんゆかかく)

原油価格とは、原油を取引する際の価格を指します。価格は市場経済で需要と供給のバランスによって決まり、需要面では世界経済の景気動向や石油製品の需要動向、供給面では産油国の供給動向や政治情勢などに影響されます。また、投機的資金によっても上下します。1970年代には、オイルショックと呼ばれる急激な原油価格の高騰に伴う経済混乱が2度起きました。1980年代には供給過多で原油価格が暴落しましたが、2000年代にはOPEC加盟国が生産調整を行って上昇。2014年にはシェールガス革命の影響により下落しましたが、2016年11月にOPECの減産合意により、いったん下げ止まりました。
原油価格の国際的な指標となるのはブレント原油価格、米国の指標はWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)、アジアの指標はドバイ原油価格とされ、三大指標となっています。

ワンポイント

2022年には、ロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに原油価格が一時急騰する場面が見られました。

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