障がい者アスリート社員紹介

SMBC NIKKO ATHELETES 超える。予想を、常識を、限界を。17名全員、SMBC日興証券の社員です。

当社は「多様性を尊重する」を経営理念の柱の一つとしていることに加え、障がい者と健常者、子どもからお年寄りまで皆がいきいきと暮らしていける「人にやさしい社会」の実現に向けて会社を挙げて取り組んでいます。
2015年度より、雇用を通じ全社を挙げて障がい者アスリートの方々の支援・サポートをしていくことを目的として、数々の世界大会で頂点を目指す世界トップレベルの障がい者アスリートの採用を開始、現在17名のアスリートが社員として、国内外での大会出場や講演活動などを通じ、障がい者への理解を深める活動を行っています。

現在活躍中の障がい者アスリート社員たち(17名の紹介)

井谷 俊介(いたに しゅんすけ)

競技:パラ陸上(短距離、100m、200m)
出身地:三重県
障がい:下腿切断

My Story

高校までは野球に打ち込み、大学進学後、幼い頃からの夢であったカーレーサーになることを目標にレース活動に励んでいたが、大学2年生の時に交通事故で右足膝下を切断。自分以上に落ち込む家族や友人の姿を目の当たりにし、「自分が頑張ることで皆を笑顔にしたい」と考え義足で走り始めたことが陸上競技を始めたきっかけ。カーレースの活動で出会ったレーシングドライバー脇阪寿一氏に紹介していただいた仲田健トレーナーの指導のもと、2人で世界の頂点を目指している。杭州2022アジアパラ競技大会(2023年に開催)にて100m・200mでメダルを獲得すると共に、200mではアジア記録を樹立。2024パリパラリンピックでは200mで出場し、7位入賞を果たした。

大会実績

開催年 大会名・成績
2018年 WPA北京グランプリ 100m 優勝
2018年 インドネシア2018アジアパラ競技大会 100m 優勝
2019年 UAE2019 世界パラ陸上競技選手権大会 200m 7位
2023年 WPAドバイグランプリ 100m 3位、200m 準優勝
2023年 杭州2022アジアパラ競技大会 100m 準優勝、200m 優勝
2024年 KOBE2024 世界パラ陸上競技選手権大会 100m 8位
2024年 2024 パリパラリンピック(フランス) 200m 7位

記録

2023年 アジア記録 22秒99 200m

茨 隆太郎(いばら りゅうたろう)

競技:デフ競泳
出身地:東京都
障がい:聴覚障害(感音性難聴)

My Story

先天性感音性難聴により生まれつき耳が聞こえないということもあり、両親の勧めで3歳から水泳を始める。小学校6年生の時、初めてデフリンピックの存在を知り、自分と同じ障がいのある人と同じ舞台で戦いたいという気持ちを持ち始める。2009年の高校生の時に初出場した台北デフリンピックでは、200m背泳で金メダルを獲得。2013ソフィアデフリンピック、2017サムスンデフリンピックにも連続して出場してメダルを獲得。2022カシアス・ド・スルデフリンピックでは金メダル4個を含む、計7個のメダルを獲得。
また、直近の2023年にブエノス・アイレスで行われた第6回 世界デフ水泳選手権大会では金メダル5個含む計6個のメダルを獲得すると共に、100mバタフライにおいて55秒62の大会新記録・日本新記録を更新。
文部科学大臣表彰、都民スポーツ大賞、神奈川スポーツ賞を受賞。

大会実績

開催年 大会名・成績
2009年 2009 台北デフリンピック(台湾) 200m背泳 優勝
2013年 2013 ソフィアデフリンピック(ブルガリア) 200m個人メドレー 準優勝、400m個人メドレー 準優勝
2017年 2017 サムスンデフリンピック(トルコ) 200m個人メドレー 準優勝、400mメドレーリレー 準優勝
2022年 2022 カシアス・ド・スルデフリンピック (ブラジル)400m個人メドレー 優勝、100mバタフライ 優勝、200m自由形 優勝、200m個人メドレー 優勝
2023年 第6回世界デフ水泳選手権大会(アルゼンチン) 400m自由形 優勝、200m個人メドレー 優勝、400m個人メドレー 優勝、100mバタフライ 優勝、200mバタフライ 優勝

記録

自由形 25m 11秒41 50m 23秒94
平泳ぎ 25m 14秒22 50m 29秒92 100m 1分06秒85
背泳ぎ 25m 12秒97
バタフライ 25m 12秒10 50m 25秒48
個人メドレー 100m 57秒38 200m 2分00秒39 400m 4分16秒92

岩井 孝義(いわい たかよし)

競技:車いすバスケットボール
出身地:富山県
障がい:脊髄損傷による体幹機能障害

My Story

12歳で脊髄の癌の摘出手術の後遺症により車いす生活になる。車いすバスケットボールを始めたきっかけは13歳の夏、主治医に勧められて練習を見学しに行ったこと。U-23日本代表という目標をもち本気で練習に取り組み始めた。現在は富山県のチームに所属し、全国大会でベスト4以上を狙う。2017年カナダトロントで開催されたU-23では日本代表メンバーとして出場。その後頭角を現し日本代表強化指定選手に選出され、2018年のワールドカップでは日本代表選手に選出され優勝し、ベストプレーヤー賞を受賞。その後も日本代表チームの一員として活躍。2020東京パラリンピックでは、車いすバスケットボール男子日本代表史上初となる銀メダルを獲得した。

大会実績

開催年 大会名・成績
2012年 クウェート国際車いすバスケットゲーム(U-23) 準優勝
2013年 2013 U-23世界選手権トルコ・アダナ 9位
2013年 アジアユースパラ競技大会マレーシア2013 準優勝
2014年 北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会 優勝
2016年 北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会 優勝
2017年 IWBF男子U-23世界選手権 アジアオセアニア地区予選 準優勝
2017年 IWBF男子U-23世界選手権(カナダ・トロント) 4位
2018年 三菱電機ワールドチャレンジカップ 優勝
2018年 IWBF男子世界選手権大会(ドイツ・ハンブルク) 9位
2018年 インドネシア2018アジアパラ競技大会 準優勝
2019年 三菱電機ワールドチャレンジカップ 3位
2021年 2020 東京パラリンピック(日本) 準優勝
2023年 アジアドリームカップ 優勝

上與那原 寛和(うえよなばる ひろかず)

競技:パラ陸上(400m、1500m)
出身地:沖縄県
障がい:頸髄損傷による四肢麻痺

My Story

28歳の時、バイクに乗って帰宅していた途中に乗用車と接触し跳ね飛ばされ、首を骨折し頸椎を損傷。足が動かなくなり、手にも麻痺が残る。リハビリとして誘われた事が車椅子マラソンを始めたきっかけとなる。31歳から競技を始め、北京、ロンドン、リオ、東京と4大会連続パラリンピックに出場。
初出場した北京大会ではフルマラソンで銀メダルを獲得。12年のロンドン大会で同種目がなくなったため中短距離に転向。2020東京パラリンピックでは出場した400mと1500mの二種目で銅メダルを獲得。2019年より、地元沖縄の車いすラグビーチームにも所属、陸上と異なった筋力を使うことでスタートダッシュなどのトレーニングを行っている。2019年、48歳で1500m自己ベスト更新。

大会実績

開催年 大会名・成績
2008年 2008 北京パラリンピック(中国) マラソン 準優勝
2012年 2012 ロンドンパラリンピック(イギリス) 800m  7位
2016年 世界選手権大会(ニュージーランド) 1500m  優勝
2016年 2016 リオデジャネイロパラリンピック(ブラジル) 400m 6位、1500m 4位
2017年 ロンドン2017 世界パラ陸上競技選手権大会 400m  3位、1500m 3位
2019年 ドバイ2019 世界パラ陸上競技選手権大会 1500m  準優勝
2021年 2020 東京パラリンピック(日本) 400m 3位 、1500m 3位
2023年 パリ2023 世界パラ陸上競技選手権大会 400m 5位
2024年 KOBE2024 世界パラ陸上競技選手権大会 1500m 4位

大堂 秀樹(おおどう ひでき)

競技:パラ・パワーリフティング
出身地:愛知県
障がい:両下肢機能全廃

My Story

18歳の時にバイク事故で脊髄損傷。その時入院先で出会った元パラ・パワーリフティング競技者の影響を受けて1997年より競技を始める。2011年、健常者の大会で200Kgを持ちあげ優勝し、その後も優勝を繰り返すが、2016年に上腕二頭筋の肩側の付け根付近である長頭腱の脱臼により競技の続行が難しくなる。手術、リハビリを行い肩の状態は完治、復帰後の大会(2017年第18回全日本パラ・パワーリフティング選手権)で優勝、翌年開催されたワールドパラパワーリフティングアジア・オセアニアオープンでは銅メダルを獲得。世界パラパワーリフティング主催の主要大会初の日本勢メダル獲得という快挙を遂げた。2019年4月の大会で197kgを挙げ自身の持つ日本記録を更新。
2019年度には日本パラパワーリフティング連盟最優秀選手賞を受賞。

大会実績

開催年 大会名・成績
2008年 2008 北京パラリンピック(中国) 75kg級 8位
2012年 2012 ロンドンパラリンピック(イギリス) 82.5kg級 6位
2016年 2016 リオデジャネイロパラリンピック(ブラジル) 88kg級 8位
2018年 ワールドパラパワーリフティング アジア・オセアニアオープン88kg級 3位
2018年 インドネシア2018アジアパラ競技大会 88kg級 3位
2019年 ヌルスルタン世界選手権(カザフスタン) 88kg級 9位
2022年 第5回チャレンジカップ京都 レジェンドクラス 優勝
2022年 アジア-オセアニア選手権 80s級 優勝
2023年 第23回全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会 80s級 優勝
2023年 Dubai 2023 World Para Powerlifting Championships 80s級 8位入賞、レジェンドクラス 準優勝
2023年 第24回全日本パラ・パワーリフティング選手権 80s級 優勝
2024年 Para Powerlifting Dubai 2024 World Cup レジェンドクラス 3位

齋藤 由希子(さいとう ゆきこ)

競技:パラ陸上(投擲)
出身地:宮城県
障がい:左上肢欠損

My Story

生まれた時から左腕の肘から先がなく、生後6カ月から義手をつける。運動は得意で小学校の徒競走は決まって上位、中学に入るとクラス担任より運動能力の高さを見込まれ陸上部に入部、砲丸投げを始めたことが現在のスタートとなる。健常者の大会で県内トップクラスの成績を残し、高校でも競技を続けていたが2年生の時、東日本大震災に遭い気仙沼市中心部の自宅が津波で流される。家族は無事だったが避難所生活で体重や筋力が落ち、高校生の最後に挑んだ全国高校総体も出場を逃した。それを機に陸上競技を続けるため仙台大へ進学。国内の大会で着実に実績を積み上げている。パリ2023世界パラ陸上競技選手権大会、KOBE2024世界パラ陸上競技選手権大会で連続して銅メダルを獲得。2024パリパラリンピックで4位入賞を果たした。

大会実績

開催年 大会名・成績
2013年 陸上競技世界選手権大会(リヨン) やり投げ 銅
2014年 仁川2014 アジアパラ競技大会 砲丸投げ 優勝
2016年 IPCグランプリ・ドバイ 砲丸投げ 優勝
2017年 IPCグランプリ・ドバイ 砲丸投げ 優勝
2018年 WPA北京グランプリ 砲丸投げ 優勝
2023年 パリ2023 世界パラ陸上競技選手権大会 砲丸投げ 3位
2024年 KOBE2024 世界パラ陸上競技選手権大会 砲丸投げ 3位
2024年 2024 パリパラリンピック(フランス) 砲丸投げ 4位

記録

2015年 アジア記録 12m47 砲丸投げ
2014年 日本記録 35m14 円盤投げ
2017年 日本記録 32m91 やり投げ

鈴木 徹(すずき とおる)

競技:パラ陸上(走り高跳び)
出身地:山梨県
障がい:下腿切断

My Story

中学、高校時代はハンドボール部に所属し活躍。駿台甲府高校在学中に山梨県代表選手として国体で3位入賞し、その後筑波大学体育専門学群に推薦入学が決まるが、卒業直前に自らが運転していた車で交通事故を起こし、右足膝下11センチを残して切断。義肢装具士の臼井氏との出会いやリハビリがきっかけとなり、走り高跳びを始める。陸上競技を開始してから3ヵ月で、シドニーパラリンピックの大会参加基準である1m73cmを越え、日本人初の走り高跳び選手として出場を果たす。
その後、シドニー、アテネ、北京、ロンドン、リオ、東京と6大会連続パラリンピックに出場し全大会で入賞した。2019年4月に発足したアスリート委員会では副委員長に就任。

大会実績

開催年 大会名・成績
2000年 2000 シドニーパラリンピック(オーストラリア) 6位
2004年 2004 アテネパラリンピック(ギリシャ) 6位
2008年 2008 北京パラリンピック(中国) 5位
2012年 2012 ロンドンパラリンピック(イギリス) 4位
2016年 2016 リオデジャネイロパラリンピック(ブラジル) 4位
2021年 2020 東京パラリンピック(日本) 4位
2023年 パリ2023 世界パラ陸上競技選手権大会 6位
2024年 KOBE2024 世界パラ陸上競技選手権大会 9位

記録

2016年 アジア記録 2m02 走り高跳び

田井 小百合(たい さゆり)

競技:デフ陸上(棒高跳び、100mハードル)
出身地:千葉県
障がい:聴覚障害(感音性難聴)

My Story

小学校5年生から陸上を始め、中学校3年生で100mハードルの全国チャンピオン、高校3年生のときは当時のランキングトップとしてインターハイに出場するなど活躍していた。23歳(2002年)の時、突発性難聴(右耳)を発症、当時目指していたアジア大会の出場が夢と消えてしまったが、2009年11月に引退するまで全力で競技に取り組む。引退から数日後、今度は左耳に急性進行性難聴を発症。その後デフリンピックと出会い2010年5月に聴覚障がい者として競技を再開。ほとんど準備期間のないまま8月の日本聴覚障害者陸上競技選手権に出場し、15秒69という当時の日本ろう記録で優勝。2011年に長女を出産した後も数々の大会で好成績を残し2013ソフィアデフリンピックでは銅メダルを獲得。2017サムスンデフリンピックでは7位、2022カシアス・ド・スルデフリンピックでは5位と活躍した。現在は棒高跳びにも取り組み活躍の場を広げている。

大会実績

開催年 大会名・成績
2010年 日本ろう者陸上競技選手権大会 100mハードル 優勝
2012年 世界ろう者陸上競技選手権大会 100mハードル 準優勝
2013年 2013 ソフィアデフリンピック(ブルガリア) 100mハードル 3位
2016年 世界ろう者陸上競技選手権大会 100mハードル 3位
2017年 2017 サムスンデフリンピック(トルコ)100mハードル 7位
2021年 日本デフ陸上競技選手権大会 100mハードル 優勝
2022年 2022 カシアス・ド・スルデフリンピック (ブラジル)100mハードル 5位
2022年 日本デフ陸上競技選手権大会 100mハードル 優勝
2023年 日本デフ陸上競技選手権大会 棒高跳び 準優勝

記録

2014年 日本記録 14秒45 100mハードル

高橋 渚(たかはし なぎさ)

競技:デフ陸上(やり投げ)
出身地:奈良県
障がい:聴覚障害(感音性難聴)

My Story

生まれつきの聴覚障害(感音性難聴)で音や会話が全く聞こえないが、聴者の父から言われた「耳以外は聴者とおなじやから、できることはたくさんあるので挑戦しよう」の一言で様々なスポーツに取り組み、高校でやり投げに出会う。2012年、第2回世界ろう者陸上競技大会で優勝、2013ソフィアデフリンピックで4位入賞を果たす。2014年には長男の出産を機に競技から離れようと考えたが、同じ聴覚障がいのアスリート(当社社員 田井 小百合)が出産後も活躍している姿を見て競技を続けることを決意。
その後も数々の大会で好成績を残し、2017サムスンデフリンピックにも出場し6位に入賞した。
現在、2児ママアスリートとして沼津を拠点に活動している。

大会実績

開催年 大会名・成績
2008年 世界デフ陸上競技選手権大会(トルコ)やり投げ 9位
2009年 2009 台北デフリンピック(台湾) やり投げ 5位
2012年 世界デフ陸上競技選手権大会(カナダ) やり投げ 優勝
2013年 2013 ソフィアデフリンピック(ブルガリア) やり投げ 4位
2015年 アジア太平洋ろう者大会 やり投げ 準優勝
2016年 世界デフ陸上競技選手権大会(ブルガリア) やり投げ 9位
2017年 2017 サムスンデフリンピック(トルコ) やり投げ 6位
2020年 日本デフ陸上競技選手権大会 やり投げ 優勝
2022年 ジャパンパラ陸上競技大会 やり投げ 優勝
2022年 日本デフ陸上競技選手権大会 やり投げ 優勝
2023年 ジャパンパラ陸上競技大会 やり投げ 優勝
2023年 全国ろうあ体育大会 やり投げ 優勝
2023年 日本デフ陸上競技選手権大会 やり投げ 優勝
2024年 世界デフ陸上競技選手権大会(台湾) やり投げ 9位

千脇 貢(ちわき みつぐ)

競技:パラ陸上(投擲)、車いすバスケットボール
出身地:千葉県
障がい:半身不随

My Story

高校2年生の時、スノーボードの事故で脊髄を損傷、下半身不随になる。突きつけられた重い現実を乗り越え車椅子バスケットボールを始めたのは大学3年生の時。日本選手権13度優勝という全国でも指折りの強豪チーム「千葉ホークス」でプレーをし、日本代表を目指す。ロンドンパラリンピックで代表に選出されなかった悔しさをバネに努力を積み重ね、10年後、32歳で日本代表に初選出され、2016リオデジャネイロパラリンピックに出場。2015年より2シーズン、ドイツの世界最高峰、ドイツブンデスリーガの「BG Baskets HAMBURG」にも所属。10月から4月のシーズンはドイツでプレーし、技術とメンタルを鍛えた。2017年8月に「No Excuse」へ移籍し、その後古巣「千葉ホークス」へ移籍。現在は陸上種目の砲丸投げにも取り組み活躍の場を広げている。

大会実績

開催年 大会名・成績
2013年 北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会 車椅子バスケットボール 3位
2014年 IWBF男子世界選手権大会(韓国・仁川)車椅子バスケットボール 9位
2014年 仁川2014 アジアパラ競技大会 車椅子バスケットボール準優勝
2016年 2016 リオデジャネイロパラリンピック(ブラジル) 車椅子バスケットボール 9位
2017年 車椅子バスケットHIGHT8 車椅子バスケットボール 優勝
2018年 天皇杯 日本車椅子バスケットボール選手権大会 車椅子バスケットボール 準優勝
2022年 国体 いちご一会とちぎ大会 車椅子バスケットボール 優勝
2023年 ジャパンパラ陸上競技大会 砲丸投げ 優勝
2023年 NAGASEカップ陸上競技大会 砲丸投げ 優勝

記録

2022年 日本記録 8m96 砲丸投げ

乗松 聖矢(のりまつ せいや)

競技:車いすラグビー
出身地:熊本県
障がい:シャルコー・マリー・トゥース病

My Story

生まれつき手足に力が入らなくなるシャルコ・マリー・トゥース病のため、12歳から車いす生活を送る。
16歳で車いすバスケットボールを始め、その後23歳で車いすラグビーへ転向。
「世界が広がり、人生観が変わった」と頭角を現し、半年後には早くも日本代表候補に選ばれる。
2016リオデジャネイロパラリンピック・2020東京パラリンピックで二大会連続の銅メダルを獲得。
2023年のWWRアジア・オセアニアチャンピオンシップでは金メダル獲得し、個人でも「class 1.5 ベストプレーヤー賞」を受賞。2024パリパラリンピックでは素晴らしいディフェンスで勝利に貢献し、車いすラグビー日本代表を史上初の、そして悲願の金メダル獲得に導きました。

大会実績

開催年 大会名・成績
2014年 CANADA CUP 3位
2016年 2016 リオデジャネイロパラリンピック(ブラジル) 3位
2017年 Tri Nations Wheelchair Rugby Invitational 優勝
2018年 IWRF世界選手権 優勝
2019年 Wheelchair Rugby Quad Nations 優勝
2019年 車いすラグビーワールドチャレンジ2019 3位
2021年 2020 東京パラリンピック(日本) 3位
2022年 2022 CANADA CUP 優勝
2022年 2022 World Games Low Point Tournament 準優勝
2022年 IWRF世界選手権 3位
2023年 WWRアジア・オセアニアチャンピオンシップ 優勝
2023年 International Wheelchair Rugby CUP 3位
2024年 2024 パリパラリンピック(フランス) 優勝

廣瀬 順子(ひろせ じゅんこ)

競技:パラ柔道(57kg級)
出身地:山口県
障がい:視覚障がい

My Story

小学校5年から柔道を始め、高校時代にはインターハイ出場も果たしたが、大学1年の時に膠原病を発症し、合併症の影響で視覚障がいとなる。しかし、柔道の情熱は消えることはなく、障がい者スポーツのゴールボールの試合を見て心を動かされたこともあり、視覚障がい者柔道で復帰することを決意。2014年アジアパラ競技大会で2位、2015年にはIBSAワールドゲームズで5位の成績を収めた。
2015年に同じ視覚障がい者柔道の廣瀬悠選手(当社社員)と結婚。所属先が同じだったこともあり、夫の指導を受けながら夫婦で練習に取り組む。とりわけ得意でなかった寝技を夫の丁寧な指導によって習得した。
2016リオデジャネイロパラリンピックに夫婦揃って出場、2004年のアテネ大会で柔道が正式種目になって以来初の日本女子選手による銅メダルを獲得。2020東京パラリンピックにも夫婦揃って出場し、5位入賞。2024パリパラリンピックでは、見事金メダルを獲得した。

大会実績

開催年 大会名・成績
2014年 インチョン2014アジアパラ競技大会 準優勝
2016年 2016 リオデジャネイロパラリンピック 3位
2018年 IBSA柔道ワールドカップ・アンタルヤ 優勝
2018年 IBSA柔道世界選手権大会 準優勝
2021年 2020 東京パラリンピック 5位
2022年 IBSA柔道世界選手権大会バクー 3位
2022年 IBSA柔道東京オープントーナメント 優勝
2023年 バーミンガム2023IBSAワールドゲームズ 3位
2023年 IBSA柔道グランプリ バクー大会 3位
2023年 杭州2022アジアパラ競技大会 優勝
2023年 IBSA柔道グランプリ 東京大会 3位
2024年 IBSA柔道グランプリ ハイデルベルグ大会 準優勝
2024年 2024 パリパラリンピック(フランス) 優勝

廣瀬 悠(ひろせ はるか)

競技:パラ柔道(90kg級)
出身地:愛媛県
障がい:視覚障がい

My Story

小学校2年から柔道を始め、高校時代にはインターハイにも出場したが、緑内障を患い高校卒業を機に競技を離れた。その後、鍼灸師の資格を得るため盲学校に入学。
担任がシドニーパラリンピックの銀メダリストであったことからパラリンピックの存在を知り、親の熱意などもあって視覚障がい者柔道で復帰を果たす。2008北京パラリンピックに出場し5位入賞。「当時はほとんど趣味でやっていた」と語る通り、2012年のロンドン大会出場を逃した際も悔しさは無かったが、2015年に同じ視覚障がい者柔道の選手である廣瀬順子選手(旧姓:三輪、当社社員)との結婚が転機となり、本格的に柔道と向き合うようになった。2016リオデジャネイロパラリンピックに出場し9位。2020東京パラリンピックにも夫婦揃って出場し、7位の成績を残す。現在は妻の廣瀬順子選手のコーチとしても活躍している。

大会実績

開催年 大会名・成績
2006年 第9回フェスピック大会 優勝
2007年 IBSA世界大会(ブラジル) 5位
2008年 2008 北京パラリンピック(中国) 5位
2010年 広州2010アジアパラ競技大会 3位
2016年 2016 リオデジャネイロパラリンピック(ブラジル) 9位
2018年 IBSA柔道ワールドカップ・アンタルヤ 7位
2018年 IBSAアジアパラゲームインドネシア 5位
2019年 IBSAアジアオセアニアチャンピオンシップ(カザフスタン) 5位
2021年 2020 東京パラリンピック(日本) 7位
2022年 第5回全日本マスター柔術オープントーナメント 優勝
2022年 第5回全日本マスター柔術オープントーナメント 準優勝
2022年 第37回全日本視覚障害者柔道大会 優勝
2023年 第37回全日本視覚障害者柔道大会 優勝

三澤 拓(みさわ ひらく)

競技:立位アルペンスキー、ゴルフ
出身地:長野県
障がい:左方大腿二分の一以上欠損

My Story

6歳で交通事故に遭い左足を膝上から切断。
ご両親の「左足は天国に行ったのよ」「左足がなくても何だってできる」という励ましを受け、小学校、中学校では野球部に所属、8歳でスキーに出会う。小学5年生からアルペンスキーを始め、15歳から全日本障害者アルペンスキーチームに所属し、世界大会に出場。高校はニュージーランドに渡り語学とスキーを学ぶ。トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌、北京パラリンピック5大会連続出場。
モットーは『できるかできないかではなくやるかやらないか』このモットーをテーマとして小学生から経営者まで様々な方を対象に講演を行っている。

大会実績

開催年 大会名・成績
2006年 2006 トリノパラリンピック(イタリア) 回転 5位
2007年 ワールドカップ カルガリー大会(カナダ)回転 3位
2008年 ワールドカップ アプテナウ大会(オーストリア)回転 準優勝
2010年 2010 バンクーバーパラリンピック(カナダ) スーパー複合 6位
2014年 北米カップ カッパーマウンテン大会(アメリカ)スパー大回転 優勝
2014年 2014 ソチパラリンピック(ロシア) 滑降 9位、スーパー複合 9位
2016年 ワールドカップ アメリカ・アスペン大会 スーパー大回転 準優勝
2018年 2018 平昌パラリンピック(韓国) スーパー複合 12位
2019年 ノーラム・カップ(アメリカ)回転 3位、スーパー大回転 3位
2022年 2022 北京パラリンピック(中国) 滑降 14位、スーパー大回転 11位

森光 佑矢(もりみつ ゆうや)

競技:デフ陸上(800m、1500m)
出身地:高知県
障がい:聴覚障害(感音性難聴)

My Story

生まれつき両耳に障がいを持つ。高校入学後、父親の影響と当時の先輩への憧れから、陸上競技を始める。記録を更新する度に走ることへの楽しさが倍増し、県内屈指のレベルまで達しインターハイを目指すも、顧問の異動により練習ができなくなり出場は叶わなかった。大学入学後デフリンピックの存在を知り、デフリンピック出場を意識するようになる。高校時代の苦い経験を踏まえ、自分で練習メニューを組み立て実力を付け、アジア大会、世界選手権で連続金メダルを獲得。
2017サムスンデフリンピックでは1500mで7位入賞。現在、金沢星陵大を拠点に活動している。

大会実績

開催年 大会名・成績
2014年 日本聴覚障害者陸上競技選手権大会 1500m 優勝
2015年 アジア太平洋ろう者競技大会(台湾)1500m 優勝
2016年 世界ろう者陸所競技選手権大会 1500m 優勝
2017年 2017 サムスンデフリンピック(トルコ)800m 7位
2018年 日本聴覚障害者陸上競技選手権大会 800m 優勝
2019年 世界ろう者室内陸上競技選手権大会 800m 4位
2021年 日本デフ陸上競技選手権大会 1500m 準優勝
2021年 ジャパンパラ陸上競技大会 1500m 優勝

記録

2017年 日本記録 1分54秒56 800m
2016年 日本記録 3分54秒11 1500m

山下 千絵(やました ちえ)

競技:パラ陸上(短距離、100m、200m)
出身地:神奈川県
障がい:下肢切断

My Story

5歳からテニスに打ち込むなど幼少期より活発な性格で、小学校ではリレーの選手に選ばれていた。
小学4年生の時、横断歩道を歩行中にトラックにひかれ左足の膝から下を失う。義足になったことを友人に言い出せず、小学校卒業まで隠し通していた。一度はテニスを離れたが、中学入学を機にテニス部に入部、義足であることを打ち明け健常者と一緒に部活を続け、高校2年生で部長を務める。
2016年大学2年の春,日本初の義足の走り高跳び選手で2000年シドニーから4大会連続パラリンピックに出場している鈴木徹選手(当社社員)の講義を聞き、トップアスリートとして自身や記録と向き合う日々をいきいきと語る姿に感動し、1年後の2017年より障がい者アスリートとしての一歩を踏み出す。
2018年の日本パラ陸上競技選手権大会では、200メートルにて32秒18の自己ベストで優勝。

大会実績

開催年 大会名・成績
2018年 第29回日本パラ陸上競技選手権大会 200m 優勝
2019年 第30回日本パラ陸上競技選手権大会 200m 優勝
2019年 2019 ジャパンパラ陸上競技大会 200m 優勝
2020年 2020 ジャパンパラ陸上競技大会 200m 優勝
2021年 第32回日本パラ陸上競技選手権大会 200m 優勝
2022年 2022 ジャパンパラ陸上競技大会 200m 優勝
2022年 第33回日本パラ陸上競技選手権大会 200m 優勝
2023年 2023 ジャパンパラ陸上競技大会 200m 優勝、100m 優勝
2023年 第2回 NAGASEカップ陸上競技大会 200m 優勝
2023年 北海道・東北パラ陸上競技選手権大会 200m 優勝
2023年 第28回日本ID陸上競技選手権大会 200m 優勝
2024年 KOBE2024 世界パラ陸上競技選手権大会 200m 5位

山田 瑞恵(やまだ みずえ)

競技:デフ卓球
出身地:埼玉県
障がい:聴覚障害(感音性難聴)

My Story

先天性の難聴だが、ろう学校に通わず普通学校に通学。
母親と姉の影響で中学校から卓球を始める。中学3年の時、国体予選敗退を機に闘争心に火が付き、デフリンピックへの出場を目標に掲げる。
練習時はコーチが左側に立ち指導が聞き取りやすいようにしたり、「卓球ノート」を作成しコミュニケーションを取るなど様々な工夫を行う。高校時代初出場したブルガリアデフリンピックでは、女子団体で銅メダルを獲得。2017サムスンデフリンピックではダブルスで銅メダルを獲得し、文部科学大臣表彰、都民スポーツ大賞を受賞。2022カシアス・ド・スルデフリンピックでは団体で銀メダルを獲得するなど活躍している。

大会実績

開催年 大会名・成績
2013年 2013 ソフィアデフリンピック(ブルガリア) 団体 3位
2015年 第37回全国ろうあ者卓球選手権大会 シングルス 優勝
2015年 第8回アジア太平洋ろう者競技大会 団体 準優勝
2017年 2017 サムスンデフリンピック(トルコ) ダブルス 3位、団体 3位
2022年 2022 カシアス・ド・スルデフリンピック (ブラジル)団体 準優勝、ミックスダブルス ベスト8、女子ダブルス 3位
2023年 第4回世界ろう者卓球選手権大会 団体 優勝、女子ダブルス 準優勝、シングルス ベスト8
2023年 第57回全国ろうあ者体育大会 シングルス 準優勝
2024年 第46回全国ろうあ者卓球選手権大会 シングルス 4位