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信用取引のスイングトレードとは

スイングトレードとは、2、3日から数週間の短期間で売買を完結させるトレード手法です。現物取引でも可能ですが、資金効率、取引コストを考慮すれば、レバレッジを効かせられる信用取引に適した取引手法といえます。スイングトレードの基礎知識と、初心者向けの売買手法とコツについて説明します。

スイングトレードの基礎知識

短期間で売買を完結させるトレード手法の1つであるスイングトレードとは、具体的にどのような手法なのでしょうか?よく比較されるのが「デイトレード」で、1日の間に取引を完了させ、翌日まで建玉を残さない取引手法です。これに対し「スイングトレード」は通常数日から数週間建玉を保有し続けます。これはスイングトレードの保有期間が株価の動向で変わるためです。長期的な株式の保有が目的ではなく、短期で利益が出れば確定できる取引を目的としているため、企業の業績等を重視するよりも、テクニカル指標やチャートなどを重視しての取引となります。
図をご参照ください。

スイングトレードの基本についての説明図

スイングトレードは「安く買って、高く売る」「高く売って、安く買い戻す」が基本となります。当たり前のように思われるかもしれませんが、広義のスイングトレードとは、いわゆる「逆張り」(株価の下落局面で買い、上昇局面で売る投資手法)で投資することです。このため、「買いたいと思っていた銘柄の株価が数日下がったら買い、その後上昇したら売却して利益を得ること」も「逆張り系のテクニカル指標の買いサインが出たら買い、その後株価が上昇し、売りサインが出たら売却すること」もスイングトレードです。

トレンドラインを確認する

トレンドラインをしっかり分析することができれば、トレンドラインに沿って売買の回転を効かせていくことが可能です。

トレンドラインの基本的な読み取り方

トレンドラインとは、チャートの高値同士を結んだ線(上値抵抗ライン)と、安値同士を結んだ線(下値支持ライン)のことです。上値抵抗ラインには、そのラインよりも価格が上昇しないように抵抗する働きが、下値支持ラインには、そのラインより価格が下がらないように支持する働きがあります。2つの線が右肩上がりになっていれば上昇トレンド、逆に右肩下がりになっていれば下落トレンドと判断します。
株式市場は、取引参加者の集団心理が色濃く映し出される側面があり、上昇トレンドまたは下落トレンドが確認できた場合、そのトレンドが継続するため、スイングトレードが行いやすい局面となります。

トレンド相場におけるスイングトレード

上昇トレンド時のスイングトレードは、上昇トレンドが継続していると判断される銘柄の株価が、下値支持ラインを下回らないであろうとの予想に基づいて売買を行います。株価が下がってきたら買い、その後、上値抵抗ラインに接近してきたら売り返済してポジションを解消するのです。
一方下落トレンド時は、株価が上値抵抗ラインを大きく上回らないであろうとの予想に基づいて売買を行います。株価が上値抵抗ラインに近づいてきたら信用売りをし、その後、下値支持ラインに接近したところで買い戻してポジションを解消するのです。

スイングトレードのため、株価の動きに対しては「逆張り」の投資手法で売買することとなりますが、トレンドラインに対しては、トレンドラインの上昇局面で買い、下落局面で信用売りする「順張り」の投資手法で売買することになります。狭義のスイングトレードはこのような取引を指すのが一般的です。

スイングトレードの注意点

建玉を保有し続ける取引なので、以下のような事態を想定したロスカットライン(損失を限定するためのポジション解消水準)の設定が必要です。

  • 市場全体が大きく変動する事態が発生した場合
  • 対象銘柄の株価が思惑と違う方向へ変動する事態が発生した場合

また、信用取引で取引する場合は、建玉、担保、資金等の日々の管理が必要となります。

まとめ

スイングトレードとは、2、3日から数週間の短期間で取引を完結させる短期売買です。取引のタイミングは、株価に対して「逆張り」での取引となりますが、トレンド相場においては、トレンドラインに対して「順張り」で取引する投資手法となります。
建玉を保有し続ける取引なので、ロスカットラインを設定するなど、ポジション管理に注意が必要です。

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