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信用取引における空売りとは?

「空売り」は、信用取引における取引の1つで、株価が下落する局面においても、利益を得ることができます。空売りがどのような流れで行われ、利益を得ることができるのか。リスクにも目を向けて、空売りの仕組みを分かりやすく解説します。

空売りについて

空売りは、証券会社から株式を借りて売り建て、決済期日までに買い戻して株式を返却し、その差額で利益を狙う取引です。
現物取引では、株価が下落する局面に遭遇した場合、投資行為自体を見送るか、株価が下げ止まるのを待つことしかできませんが、信用取引の空売りを活用すれば、逆風の投資環境下においても、利益を得ることが可能となります。

信用取引には、取引できる銘柄の選定や返済期限・金利などのルールを証券取引所が決める制度信用取引と、証券会社が決める一般信用取引があります。このうち信用取引として広く利用されているのは、「制度信用取引」です。
制度信用取引の対象銘柄は、証券取引所が選んでいます。一定の基準(流通株式数、株主数、売買高及び値付き率、企業業績など)から、信用銘柄や貸借銘柄を選定していますが、空売りができるのは「貸借銘柄」のみです。また証券取引所は、空売りできる貸借銘柄の選定のほか、信用取引の需給状況を投資家に周知徹底する役割を担っています。

貸借銘柄とは、証券会社が空売りに必要な株数を確保できない場合に、証券金融会社が株式を融通する銘柄のことです。証券金融会社は、制度信用取引が円滑に行われるために、証券会社に対して必要な資金、株式を貸し付ける役割を担っています。東証1部上場2,065銘柄の86%に相当する1,780社が貸借銘柄に選定されています。(2018年2月現在)

一般信用取引でも空売りは可能ですが、空売りの対象となる銘柄は証券会社ごとに決められています。

  • 日興イージートレード信用取引では一般信用取引の空売りのお取り扱いはありません。

空売りの仕組みとは

それでは実際の空売りの仕組みはどのようになっているのでしょうか?空売りの流れと利益の考え方について解説していきます。

空売りの流れ

株価の下落が見込まれる局面において、制度信用取引を利用して貸借銘柄に注文を出すところから、空売りの流れを上記の解説図をもとに説明していきます。

投資家が証券会社に100株の売り注文を出したとします(①)。注文を受けた証券会社は、注文の入った株式を自社で融通するか、証券金融会社から調達して投資家に貸し出します(②③)。
株式の貸し出しと同時に、証券会社は株式市場で一旦株式を売却します(④)。売却した株価が売り建値となり、決済されるまでは証券会社または証券金融会社に担保として預けられます(⑤)。投資家は、売り建てた日から6ヶ月後の返済期日までに反対売買(株式市場から買い戻す)または現渡し(保有している株式を証券会社に返済)をしなければなりません。

空売りによる利益の考え方

売り建てた株価より、安く買い戻しできれば、その差額が空売りの利益となります。
例えば、空売り注文が1,000円で約定したとします。その後株価が下落し、800円で買い戻すことができれば、差額の200円が利益となります。逆に株価が上昇し、1,200円で買い戻しを入れざるを得なくなった場合は、200円の損失となります。

  • 取引にかかる諸費用等は考慮していません

空売りは、株価下落局面だけでなく、株価がボックス圏で推移する銘柄のボックス上限をターゲットにしたスイングトレードや、上昇トレンド銘柄の上値抵抗ライン接近をターゲットにした逆張りにおいても有効な投資手法となります。

空売りのメリット

ここまで空売りの仕組みや利益の考え方について説明してきましたが、空売りにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

相場が下落している局面でも投資が可能

一般的に株価は上下の値動きがあります。下落局面では、現物取引では待つしかないタイミングを、投資のチャンスにできることが、空売りのメリットです。

リスクヘッジとしての活用が可能

割高に買われている銘柄が、適正な株価水準に落ち着くまでの空売りや、2008年のリーマンショック後の急落局面など、空売りのタイミングはいくつかあります。どうしても手放せない現物株を保有している場合に、空売りをしていることで、値下がりリスクに対するヘッジ手段にもなります。

空売りのリスク

空売りには相場が下落している局面でも投資が可能であることなどのメリットがありますが、リスクがあるのも事実です。空売りのリスクについて説明します。

株価の急上昇(青天井)による損失

株価が下がれば下がるほど利益が出る空売りですが、株価が値上がりしたケースでは、上昇した分だけリスク(損失)となります。
株価は、どんなに株価が下がったとしても0円にしかなりません。しかし、株価上昇に弾みが付いた場合には、短期間で株価が急騰することもあり、理論上、株価は青天井ですから、リスク管理の徹底が不可欠です。

貸株料(金利)や逆日歩の負担

株式を借りてくる空売りでは、株式を借りるコストとして貸株料が発生します。貸借される株式が不足した場合には逆日歩(品貸料)も発生するため、注意を払う必要があります。

信用取引が「危険」と言われる理由

まとめ

制度信用取引を利用した空売りは、利便性が高い反面、固有のリスクが存在し、株式の需給状況によってコストが発生することもあるため、その仕組みを理解しておく必要があります。

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